アイデア光る入替アクション『入替人-ReplaceR- 』Steamで早期アクセス配信開始、8月9日まで無料。ショットを使って物の位置を操作する

 

国内のゲーム制作チームであるラルカスは7月22日、『入替人-ReplaceR-』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。8月9日まで期間無料で配信されており、8月10日以降は100円へと価格が変更される予定だ。


『入替人-ReplaceR-』は、宇宙の片隅にある謎の建造物を、特殊効果をもった銃を使って進んでいく短編2Dパズルアクションゲームである。本作の主人公は、当たった物体の位置を操作する5種類のショットをもっている。ショットは、主人公と当たった物体の位置を入れ替える直線ショット、直線ショットと効果は同じであるもののチャージ可能な放射物ショットとバウンドショット、当たった物体の位置を自由に変更できる位置変更ショット、2つの物体に向かって撃ち物体同士の位置を入れ替える位置入れ替えショットの計5種類。射線の通っていない場所へバウンドショットを反射させて移動したり、位置変更ショットで強引に足場を作ったり、敵と位置を入れ替えて危険を回避したりしながら、ギミックやボスの待ち受けるステージを踏破する。


主人公はすべてのショットを最初から所持しているわけではなく、ゲーム開始時には4つのエリアを自由な順番で攻略し、直線ショット以外のショットを各エリアで入手。攻略順によって、各エリアで使用できるショットも異なってくる。また、主人公は自身の位置を入れ替えたあとに空中ジャンプができる。上手く物体と位置を入れ替え続けると、地面に足をつけずに行動することも可能だろう。特殊ショットもそれぞれ強力であり、強力な性能を有している。ただし、主人公の基本の動きは宇宙空間らしくゆっくりとしており、銃から撃ち出される特殊弾の弾速も遅め。主人公の癖のある動作もあり、アクションの精度よりも、状況をどうやって打破するかが重要になってくる。公称プレイ時間は1時間程度。全体のステージ数は少なめであるものの、タイムアタックランキングも用意されているようだ。


本作は、ヒストリアが主催するUnreal Engine 4の学習を目的としたコンテスト「第15回UE4ぷちコン」で最優秀賞を獲得した作品だ。ドット絵担当のジョダロモゲッパ氏、レベルデザイン担当のロン爺氏およびルーカス氏、そのほかを担当したCGとか氏、4名によるチームチームラルカスが開発。UE4ぷちコン応援感謝セールとして、8月9日までの期間無料公開が予定されている。またSteamでは、多くの環境での動作確認やフィードバックを受けるため、早期アクセス配信配信を実施したとのこと。正式リリースまでの間には、ゲームバランスの調整や要望に基づく追加要素の追加、コントローラーで操作可能な難易度への変更などが予定されているようだ。早期アクセス配信ながら、基本的なステージはすべて導入されており、クリアまでプレイできる。また、完成度に応じた価格の変更も予定されている。


『入替人-ReplaceR-』は、PC(Steam)にて早期アクセス配信中。8月9日までの期間は、無料で配信される予定である。またSteamコミュニティーを通じた、バグや要望、動作確認報告も受け付けられている。