『FF14』第64回PLLにて、パッチ5.55の新情報が公開。気になるパッチリリース日は5月25日に決定


スクウェア・エニックスは5月16日、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)のデジタルイベント「デジタルファンフェスティバル 2021」内で「第64回プロデューサーレターLIVE」を配信した。配信内ではパッチ5.55のリリース日が5月25日と発表され、パッチ内容についての新情報も公開された。4月13日に配信されたパッチ5.5「黎明の死闘」で実装されたメインクエストの後編も実装されるほか、『NieR』シリーズとのコラボレーションレイドである「YoRHa: Dark Apocalypse」 のエピローグなども追加されるようだ。

配信内では「セイブ・ザ・クイーン」のアップデートについて詳細な説明がおこなわれた。新たな探索フィールドとして「ザトゥノル高原」が実装され、この地で展開されるストーリーをもって「セイブ・ザ・クイーン」は完結となる。コンテンツの開放条件はパッチ5.4までのメインクエストとパッチ5.45までの「セイブ・ザ・クイーン」ストーリーをコンプリートすることなので、いち早くプレイしたい方はクエストを進めておこう。

パッチ5.55のアップデートではレジスタンスランクの上限が15から25となる。また、新たなスカーミッシュとクリティカルエンゲージメントも追加となる。一騎打ちも新たに追加され、歯ごたえのある戦闘を楽しむことができるようだ。


最大48人で突入できる大規模決戦「旗艦ダル・リアータ攻略戦」も実装される。参加人数は過去最大だが、難易度は零式レベルではないとのこと。気楽に楽しむことができる戦闘コンテンツとなるようだ。


レジスタンスランクがレベルキャップに到達したあとの成長要素として「レジスタンス勲章」システムも実装される。レジスタンス勲章はレジスタンスランクが25に到達すると開放される。戦果を一定量おさめるごとに「戦果認定証」を入手し、この認定証を勲章と交換していくと、セイブ・ザ・クイーンコンテンツ内での能力がアップしていく仕組みだ。勲章は、最大HPがアップする「堅守彗星章」、与ダメージがアップする「勇猛彗星章」、自身からのHP回復効果がアップする「救命彗星章」の3種類だ。勲章はプレイヤーへの非常に強力なバフとなるが、吉田Pは「急がずコツコツ遊んでいただきたい」とコメントしていた。

配信中、吉田Pはストーリーを進めるにあたって気にしておいてほしいポイントを話した。「セイブ・ザ・クイーン」は『FFT』『FF12』を手掛けた松野泰己氏がシナリオを書き下ろしている。ストーリー中に、光の戦士はとある決断を迫られるようだ。この決断によって、のちの選択肢の分岐が発生するほか、プレイヤーの読後感なども変わってくるとのこと。ただし決断によって「セイブ・ザ・クイーン」の結末自体に変化はなく、クエスト報酬も変わらないそうだ。

武器強化コンテンツ「レジスタンスウェポン」の強化も最終段階に入る。パッチ5.55のクエストを進行して「ザトゥノル高原」を開放する際に、同じタイミングで強化クエストを受注可能となる。完成した武器は現状の最強装備である「希望の園エデン零式:再生編」の報酬武器を少しだけ上回る性能になるそうだ。アイテムレベルは変わらないものの、サブステータスを調整できるぶんレジスタンスウェポンのほうが高性能であるとのことだ。

「セイブ・ザ・クイーン」の新たな報酬として、二人乗りバイクや装備のビジュアルも公開された。


最後に、分解での蛮神素材入手について調整が入ることが説明された。『FF14』では従来から、蛮神がドロップする武器を分解すると一定確率で蛮神素材が入手できる。この素材からおしゃれな武器や家具を製作することが可能なため、素材の多くがマーケットにて高値で取引されている。しかし、パッチ5.5で蛮神「白虎」の素材を使って製作できる武器が追加された際に、これらの素材が突然入手できなくなったという報告が公式フォーラムに上がっていた。

開発チームでデータを検証したところ、白虎武器を分解して入手できるアイテムのテーブルに、蛮神素材はもともと入っていなかったそうだ。さらに確認を進めたところ、蛮神武器を分解した場合の入手アイテム候補が蛮神ごとに統一されておらず、アイテム候補に蛮神素材を含む蛮神と含まない蛮神がいたようだ。パッチ5.55からはルールを統一し、どの蛮神の報酬装備を分解した場合でも、入手アイテム候補にその蛮神の蛮神素材を含むように調整される。素材目当てで分解したい蛮神装備が手元にある場合は、パッチ公開まで少し寝かせておこう。

昨日15日の基調講演以降、新情報が盛りだくさんな『FF14』。パッチ5.55以降のスケジュールも公開され、今後もさまざまなイベントが目白押しのようだ。確約されたわけではないが、吉田Pは「14時間生放送」もコロナ禍の状況を見つつ開催したいと話していた。11月23日の「暁月のフィナーレ」に向け、これからもどんどん『FF14』へ期待が高まっていくことだろう。


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