世界の終わりに立ち向かうADV『ワールズエンドクラブ』Nintendo Switch版5月27日発売へ。人の居なくなった日本を横断し、少年少女は東京を目指す

 

イザナギゲームズは2月18日、情報番組「Nintendo Direct 2021.2.18」内にて『ワールズエンドクラブ(World’s End Club)』Nintendo Switch版を2021年5月27日に発売すると発表した。価格はダウンロード版が税込4928円、パッケージ版が税込5478円。なお、本作は先行して2020年9月からAppleのゲームサブスクリプションサービスApple Arcade版が配信されているが、現時点では未完となっている。Nintendo Switch版については、打越鋼太郎氏が完全版と称していることから、最後まで収録された状態でリリースされるのだろう。


『ワールズエンドクラブ』は、元々「デスマーチクラブ」として発表されていた、世界の終わりに立ち向かう青春超能力ADVだ。本作のメインキャラクターは、東京のある小学校に全国から集められた落ちこぼれたち。ガンバレ組と呼ばれる12人の子どもたちは1995年の夏、バスに乗って修学旅行へと向かっていた。

しかし、道中で事故が発生。彼らが目覚めるとなぜか海中遊園地に囚われており、謎のマスコットにより12人でデスゲームを行うことになってしまう。疑心暗鬼にさいなまれたガンバレ組の子どもたちは、互いのノルマ達成を目指して殺し合いを演じるが、紆余曲折の末デスゲームは中止に。海中遊園地を脱出した12人の前には、人のいなくなった日本が待っていた。こつ然と姿を消した人々。廃墟化した街。子どもたちに隠された能力と、行く手に立ちふさがる謎の生物。12人の子どもたちは、元々住んでいた東京を目指して謎多き旅路を行く。


ガンバレ組の子どもたちは、手がかりや食料を求めて立ち寄った街を探索する。探索中には、未知の脅威と遭遇することや、障害物により行手が塞がれていることもあるが、子どもたちは能力やギミックを駆使して対抗。2Dパズルアクションで描かれる探索パートと、ストーリーが描かれるADVパートによって、世界の謎や子どもたちの内面などが描かれていく。また東京を目指す道中では、どの道を行くのか意見がわかれる場合もあり、選択による分岐も用意されている。

本作の開発は国内のゲーム開発会社トゥーキョーゲームスとグランディングが担当。『ダンガンロンパ』シリーズの小高和剛氏がクリエイティブディレクター、『EVER17』「極限脱出シリーズ」などを手掛けた打越鋼太郎氏がシナリオ/ディレクションを担っている。


前述のとおり、先行配信中のApple Arcade版では本作は未完となっている。謎の多いストーリーや、デスゲームが早々に中止になるなどの展開も含めて続きが気になる内容となっていたものの、2020年9月時点のApple Arcade版に収録されていたのは物語の途中までだった。配信当初は、本作が完結していないことについて特に告知されていなかったために、本作をいち早く遊んだプレイヤーたちは大いに困惑させられた。Apple Arcade版のラストでは、続きのエピソードは当時発表されていたNintendo Switch版の発売時期2021年春に配信予定と説明されていたため、Nintendo Switch版の発売時期にはApple Arcade版の続きも登場するのかもしれない。

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ワールズエンドクラブ』Nintendo Switch版は、2021年5月27日に発売予定。価格はダウンロード版が税込4928円、パッケージ版が税込5478円となっている。