『DayZ』へゲームの安定化を図るアップデート1.11が配信。“めりこみゾンビ”や“車上テレポート”などが改善

 

Bohemia Interactiveはゾンビサバイバルゲーム『DayZ』へアップデート1.11を配信した。同時に公式サーバーは完全ワイプが実施され、初期化が実施された。本アップデートはバグの修正とゲームの安定性を向上させることがが主な目的だ。新武器として新たなライフル、SVALも登場した。 
 

 
『DayZ』の2021年初のアップデートでは新武器SVALライフルが登場する。チェルナルスとリヴォニアのヘリコプター墜落現場へスポーンするようだ。SVALはチェコ語で「筋肉」を意味する単語。サプレッサーを銃身へ内蔵し、9×39mm弾薬を使用するVSSライフルを近距離戦用へ改修した武器であるとのこと。フラッシュライトやユニバーサルサイトを装着可能だ。VSSとSVAL用の20連マガジンも同時に実装される。 

ゾンビとプレイヤーの衝突判定も変化する。アップデート1.11からは近接格闘時にゾンビがプレイヤーの中へ入り込むことはないはずだ。また車から降りるときプレイヤーが車の屋根にテレポートしてしまう問題も解決された。海釣りが中断されることもなくなり、スムーズなプレイが可能であるという。園芸要素も改善され、シャベルやツルハシで庭の植物を削除可能だ。 
 

 
有刺鉄線や暖炉に関連するエリアダメージのトリガーも改善されたようだ。プレイヤーはエリアから出るときにダメージを受けなくなったようだ。既存のフェンスや物見やぐらの有刺鉄線は除去不可能になっている。暖炉の熱の到達距離は若干大きくなり、範囲内では一定の熱のボーナスを得られる。プレイヤーが足を火傷をしないための配慮だ。 

さらにエンジンスクリプトが改善され、Modサーバーの場合はより多くのModを導入できるようになった。「ベースビルディングコンテスト」の優勝者のフラッグも登場する。建築した拠点のスクリーンショットを競うコンテストが昨年開催されており、優勝者が使用していたフラッグがゲーム内アイテムとして実装されるわけだ。 
 

 
またマガジンと弾薬の数へ大幅な調整を行った。Bohemia Interactiveとしてはマップ内での経済設定にも注目している。以前のバージョンではチェルナルスとリヴォニアにおけるマガジンと弾薬は飽和状態であったとのこと。今回の調整では、武器に対するマガジンと弾薬の量の極端な差を減少させることが狙いだ。 

詳細なパッチノートはこちらから確認していただきたい。全プラットフォームの公式サーバーは、アップデート1.11で完全ワイプが実施済み。『DayZ』は日本ではPC(Steam)向けに、海外ではPlayStation 4、Xbox One向けにも配信中だ。