『P.T.』リスペクトな心理ホラー『Visage』10月30日正式リリースへ、日本語にも対応。動と静の恐怖がプレイヤーを蝕む

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インディースタジオSadSquare Studioは、一人称視点ホラーゲーム『Visage』の正式リリース日が10月30日となることを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/海外PlayStation 4/Xbox Oneで、日本語に対応する。現在Steamにて早期アクセス配信版を2570円にて入手可能だが、10月28日には値上げが予告されている。
 

 
本作は『P.T.』などから影響を受けた一人称視点のサイコロジカル・ホラーゲームだ。プレイヤーが探索することになるのは、暗い過去に満ちた不気味な屋敷。狂気や自殺、殺害事件などの惨劇に見舞われた邸宅を舞台に、主人公は家屋内の痕跡や記憶の断片をつなぎ合わせることで、過去の出来事を追体験することになる。館には過去の亡霊が満ちており、絶えず主人公を攻撃してくる。プレイヤーは自己防衛の手段をもたないため、霊の攻撃をかわしながら探索を進める必要があるのだ。同時に正気を保つため、キャンドルなどを駆使して光のある場所にとどまるといった戦略も求められる。

現在Steamにて入手できる早期アクセス版はチャプター2までを収録しており、約8時間分のボリュームとなっていた。今月末に配信される正式リリース版は全4チャプターをプレイすることができ、クリアまでのプレイタイムは15時間程度が見込まれている。また正式リリースにあたり、現在の2570円からフルプライス(34.99USドル)への値上げが予告された。早期アクセス版を所持している場合は無料にて正式リリース版へのアップデートを受けられるため、気になっている人は今のうちに入手しておくのがお得だ。なお早期アクセス版におけるセーブデータは持ち越すことができない。
 

 
Steamにおける評価では2600件を超えるユーザーレビューが「非常に好評」を示しており、いずれも『P.T.』あるいは『サイレントヒル』シリーズの後継作として申し分ない出来栄えとの反響を呼んでいる。ホラージャンル専門の批評サイトThe Horror Syndicateは、廊下を亡霊に追いかけられるといった恐怖体験を、マップやメカニクスがさらに引き立てていると高く評価。同時に、恐怖を引き立てる雰囲気づくりやペース構成についても賛辞を送っている。

一方PCデバイスなどを販売するCyberPowerPCのレビューでは、急な演出による驚きだけでなく、「棚から落下するVHSテープ」「奇妙な音声の入ったカセットテープ」と言った些細な演出による絶え間ない恐怖が取り上げられた。ありふれたものをホラー演出に取り込む巧みさを称賛しており、衝撃的なジャンプスケア表現とじわじわプレイヤーの心理を脅かす静かな緊張感が組み合わさった本作の恐怖体験がいずれも高評価を得ているようだ。
 

 
『Visage』は10月30日、PC(Steam)/海外PlayStation 4/Xbox One向けにリリースされる。

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