街づくり・戦争ストラテジー『Manor Lords』発表。リアルな中世の発展と破壊を描く

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個人デベロッパーSlavic Magicは7月4日、『Manor Lords』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2020年秋に早期アクセス配信予定。『Manor Lords』は、中世を舞台としたストラテジーゲームだ。

本作は、街づくり要素と戦争要素の両方を盛り込んだストラテジーゲーム。時間軸としては11世紀~15世紀、中世ヨーロッパを舞台に文明都市を作り上げよう。グリッドの存在しないフィールドにて、自由に集落を設置し人々を住まわせ、発展させていく。集落は村、街へと発展していくが、実際の中世と同じように育っていくそうだ。交易ルートや土地を確保し、他の街と取引を繰り返すことで、街は影響しあい文化が成熟する。

しかしそうした関係は恒久的には続かない。文明が生まれれば、富をめぐって戦いが繰り広げられるからだ。本作では戦争も非常に重要な要素。軍隊を率いて他勢力と激突する。隊を選択して移動/行動させるRTS形式となる。大規模な陣形を組めるほか、側面攻撃も存在し、戦士たちのモラルや疲労、装備を管理することも求められる。時に天候を利用する必要もあるだろう。巧みな策で攻めれば、小規模の軍で大軍を蹴散らすことも可能だという。騎兵隊や要塞での攻防、火薬や投石機といった要素も、開発が進めば導入される予定だそうだ。


本作はリアリティにこだわられており、中世という文化を反映させつつ、細部まで作り込むことで没入感をもたらす狙い。シーンや場面ひとつひとつに生活を感じさせる演出が導入されており、季節の概念や天候変化によって、街と戦争をリアルに描くという。またNPCの動きはモーションキャプチャーされていることにより、生活でも戦いでも生命を感じさせるつくりに。フォトグラメトリーにより、リアルな3D表現を実装。そのほか、破壊表現にも力が入れられているそうだ。

『Manor Lords』は、Unreal Engineを用いてひとりで開発されているという。街づくりと戦争の融合は、定番の組み合わせのひとつ。リアルな中世というテーマを混ぜ込み、どのような作品に仕上げられるのか、注目されるところだろう。早期アクセス期間は、1~2年を予定しているとのこと。街づくりおよび戦争要素のコアは既にできているが、開発を通じてコンテンツを多彩にしていき、フィードバックを得ながらバランス調整していくそうだ。

『Manor Lords』は2020年秋に、Steamにて早期アクセス配信予定だ。

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