『Keen – One Girl Army』SteamにてPC/Mac向けに配信開始、Switch版も登場予定。爽快スライディングで戦略的な詰め将棋

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国内のパブリッシャーPhoenixxは6月25日、パズルアクション『Keen – One Girl Army』をPC/Mac向けにSteamにて配信開始した。7月3日まで発売記念セールを実施中で、価格は1476円。また本作はNintendo Switch版の配信も決定している。こちらのリリースは7月2日を予定しており、同月8日まで10%のディスカウントが実施されるという。

『Keen – One Girl Army』はブラジルのスタジオCatNigiriによって制作された、ターン制のスライディングパズルアクションだ。主人公・キムは静かな離れ小島で暮らす8歳のニンジャガール。生まれてすぐ母親に捨てられてしまったという過去を背負いながらも、大好きなおばあちゃんの村を守るため気丈に鍛錬を続けている。やがて彼女は両頬にハートマークを宿す女戦士の末裔として、故郷に迫る悪の組織との戦いに身を投じるのだ。


ゲームはマス目状に区切られたスペースで進行する。キムは障害物に当たるまで垂直または水平にスライディング移動するため、うまくブロックの配置を利用してステージ上の敵を斬り捨てよう。ダメージが2倍になるスラッシュアタックや十字形に効果が発動するクロスアタックなど、さまざまな技を使い分けることが重要だ。キムが攻撃すれば相手も行動し、ターンが進む。じっくり次の一手を読みながら動かすのも、爽快感を求めてスピーディに駒を進めるのもプレイヤーの自由となる。

舞台となるロケーションは神秘的な森、極秘の海底研究所、軌道上の軍事前哨地など多岐にわたる。また隠しアイテムを見つけることで、特殊なアビリティを獲得できることもあるようだ。「いちどだけ敵の攻撃を無効化するシールドを張れる」「同時に3体の敵を倒すたびに体力が回復する」など、能力を活用することで戦略の幅はますます広がるだろう。


本作の制作はシンプルなアイデアから始まった。目指したのは「制限時間のような縛りを課すことなく、最初から最後まで同じルールで遊べて段階的に難しくなっていくデザイン」だ。またプラットフォームを問わず快適に遊べることも目標のひとつだった。まずは紙と鉛筆でグリッドを描き、3発の弾丸を撃ち合う2人用のボードゲームが構想された。こちらの案は「複雑すぎる」とのことで却下となり、以降はいかにわかりやすいゲームを作るかに重きが置かれる。「RPGツクール」を使ったモックでは、「3人のリンクを使って3体のハイラル兵を倒す」といったサンプルも試作されたそうだ。

その後も「スライディングによる直線移動を採用する」「リンクは3人もいらない」などルールの簡素化が図られ、数日で現在の『Keen』原型ができあがった。ターンベース制でありながら、ずっと自分のターンで自由にグリッド上を動き回れるような爽快感のある手触りになったそうだ。スライディングによるダッシュ移動が忍者のように見えたため、世界観はオリエンタルな意匠をベースとした。ただし現実の日本や中国と結びつけることはせず、さまざまなアジア文化を参照して無国籍なスタイルを生み出したという。


なおパブリッシャーのPhoenixxは6月25日のプレスリリースにて、バンダイナムコエンターテインメントおよび電通と業務提携契約を締結したことが伝えられている。電通は新規インディーゲームの原作IP取得や、自社が保有するアニメキャラクターのゲーム化など、ゲーム関連ビジネスの拡大を目指していくという。SMEによるインディーゲームレーベルUNIES責任者であった坂本和則氏が立ち上げたPhoenixx。その野心は本作のリリースにも、業務提携にも現れているだろう。

『Keen – One Girl Army』は現在、SteamにてPC/Mac向けに配信中。7月3日まで発売記念セールを実施中で、1476円にて入手することができる。また本作は7月2日よりNintendo Switch版の配信も予定しており、同月8日まで10%のディスカウントが実施されるとのことだ。

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