『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』来年1月に発売へ。オンラインマルチだけでなく、クロスプレイにも対応

 

スクウェア・エニックスは9月9日、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』を2020年1月23日に発売すると発表した。対応プラットフォームは、Nintendo Switch /PS4 /iOS /Android。価格はNintendo Switch/PS4版が税別4800円で、iOS/Android版が税別2800円。なお、Nintendo Switch / PS4版とスマートフォン版の画面構成・デザイン、解像度には差異があるという。PS4ダウンロード版の予約特典として、同作のダイナミックテーマが用意される。

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『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』は2003年にニンテンドーゲームキューブ向けに発売された作品。『ファイナルファンタジー』シリーズのエッセンスを持ちつつ、マルチプレイに対応するということで注目を集めた。舞台となるのは、住民たちの生活をむしばむ「瘴気」が広がりつつある世界。村を瘴気から防ぐための手段である「ミルラのしずく」を採取すべく、村の人々に見送られ、キャラバンたちは旅に出る。

プレイヤーは、特色の異なるダンジョンを選択し、ミルラのしずくを貯えるための器であるクリスタルケージを持ち運びながら探索。最奥にいるボスを倒すことを目指す。クリスタルケージは、瘴気からプレイヤーたちの身を守る数少ない手段。アクションRPGということで、ダンジョンを移動し近接攻撃や魔法で敵を倒しつつ謎を解くことになるが、クリスタルケージの守る範囲の外へ出るとダメージを受ける。うまくケージを持ち運びながら、進むことが必要になるという点で、連携が非常に重要になるタイトルだ。

リマスター版では、現世代向けに解像度が向上しているほか、リクエストの多かった最大4人でのオンラインマルチプレイに対応。さらに、クロスプラットフォームプレイに対応し、PS4-Nintendo Switch-モバイル間の、ハードの垣根を越えたマルチプレイが可能。追加要素も導入されており、各種族の新たなキャラクターバリエーションの追加や、新たな装備や強化アイテムの追加。本編クリア後にプレイできる「高難度ダンジョン&ボス」の追加されており、キャラクターボイスが新規収録されるなど演出面も強化されている。

原作は、ファンタジー色の強い世界観と、マルチプレイゲームとして一定の評価を獲得していたものの、多人数で遊ぶためには人数分のゲームボーイアドバンスとGBAケーブルが求められるということで、コンテンツをフルで楽しめるユーザーが限定されていた。オンラインマルチプレイ、それもクロスプレイに対応した今作は、ゲームのポテンシャルを解き放つことだろう。