ワインづくりシム『Hundred Days』発表、日本語対応予定。最高級ワインを作るために「ブドウ園の土」からこだわる

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イタリアのインディースタジオBroken Arms Gamesは7月13日、『Hundred Days』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。正式な発表はされていないが、Nintendo SwitchやiOSでリリースする計画もあるようだ。Steamストアページでは、日本語の対応表記が確認できる。スタジオの前作『ATOMINE』は日本語に対応している。

『Hundred Days』は、ワインづくりに携わる経営シミュレーションゲームだ。ワイナリーとして、ワインづくりにおけるすべてのプロセスを管理することが可能。ワインをつくるために、いつどこに何を植えるのか。市場は何を求めているのか。さまざまな条件を考えながら、ワインづくりに携わり会社を大きくしていく。ワインヤードから売るところまで、すべてを取り仕切る。ワインづくりにおいては、量と質の両方が求められる。ワインの品質は会社の評判を上昇させ、それに付随し価格も上昇し需要が高まる。それらをほどよく売れば、潤沢な資金を得られるだろう。

本作は「入りは易く、奥は深く」を掲げて開発されている。こだわりポイントは多く、ブドウ園については土壌となる土のセレクトから適切に選ばなければならない。ブドウのパラメータを見ても「年月」「高度」「傾斜」など多岐にわたる要素から構成されていることがわかる。土の状態を見ながら、それにあった特徴のブドウを選ぶ必要があるというわけだ。成熟度を見ながら、どのタイミングで収穫するかを見極めるのも重要そうだ。

傾斜地は土地の排水にすぐれ、粘土質の土により保水性も保たれ、良質な果物の栽培が可能であるという(まるき葡萄酒)。

ただしプレイヤーの栽培を邪魔する要素もある。病気の概念が存在しているので、ワインの種類を考えてながら適切にワインを守ろう。ワインづくりのプロセスの中で、プレイヤーの選択がワインの種類を決めていく。発酵のためにどのバクテリアとイースト菌を選ぶかは、かなり重要になりそうだ。どれほど貯蔵し寝かせておくかを決めるのも、もちろんプレイヤー次第。瓶の形や色などデザインを決めることも可能。できたワインを審査するプロセスもあるようで「形」「甘さ」「タンニン」「酸度」「典型性」といった項目で評価されるスクリーンショットもあり。同画像のワインは、酸度が少なすぎると批判されており、56点に留まっている。できたワインを売るための販売門や、マーケティングもおこなおう。世界に支社を置くワイン会社に育て上げるのだ。

『Hundred Days』はワイン醸造において品質のためミクロにこだわり、マーケティングにおいてはマクロな目線で取り組む、ワインづくり&販売シミュレーションゲームになりそうだ。ボクセルアート調のキュートなグラフィックと、そのビジュアルが滑らかにかわいらしく動くアニメーションが映像でも目を引く。ワインがテーマということで、おしゃれな雰囲気を漂わせる、イタリア生まれの本作のリリースを楽しみにしておこう。

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