鉄道シミュレーション『A列車で行こうExp.+』PS4向けに発表、11月14日発売へ。新機能を含んだ多数の追加要素を収録
アートディンクは7月2日、都市開発会社鉄道シミュレーション『A列車で行こうExp.+』(エクスプレス プラス)を発表した。発売日は2019年11月14日。対応プラットフォームはPlayStation 4で、価格は7800円(税別)。パッケージ版『A列車で行こうExp.+』には、早期購入特典として、初心者向けに鉄道経営の基本が記された24ページの冊子「A列車で行こうExp.+攻略サポートガイド」が付属する。
『A列車で行こうExp.+』は、『A列車で行こうExp.』のバージョンアップ版。4月に公式SNS上で『A列車で行こうExp.』に機回しや連結機能、A列車紀行マップなどを収録した有料のDLCに着手している旨が発表されていたが、DLCと呼ばれていた作品が今回発表された『A列車で行こうExp.+』となるのだろう。『A列車で行こうExp.』からのアップデート版も同日発売が予定されており、こちらは3200円(税別)。なお、『A列車で行こうExp.』のセーブデータが『A列車で行こうExp.+』でもそのまま使えるそうだ。
『A列車で行こうExp.+』は、アートディンクが開発/販売する経営シミュレーションゲーム「A列車で行こう」シリーズの最新作だ。1985年に発売された初代『A列車で行こう』から、鉄道ファンやシミュレーションゲームプレイヤーの支持を受け30年以上の歴史を持つシリーズで、2017年に発売されたPS4向けソフト『A列車で行こうExp.』のバージョンアップ版が、今回発表された『A列車で行こうExp.+』となる。
『A列車で行こうExp.+』では、光の表現によりリアルタイムに変化していく街並みや、山手線がそのまま再現可能な広大なマップ、1マップ200編成までの保有数が可能となっており超過密ダイヤの運営も可能だという。建物の配置は、場所や地形が自由に選択可能で、地形から理想の街並みが作れる「マップコンストラクションモード」も実装されている。
追加要素としては、江ノ島電鉄300形や、C11蒸気機関車など7両が追加されて総収録車両数は231両に。神社や給水タンクと言った建物やアイテムが追加。元々収録されていたスタンダードなタイプの駅に、レトロな駅舎の始発駅や屋根の付いた高架駅、木造駅舎の田舎駅など、風情ある地方駅がプラスされており、列車運行の自由度が高まっている。
また追加機能も2種類発表されている。一つ目は、転車台と機回し機能。この機能がプラスされたことにより、これまで終着駅に着いた後、そのまま折返し後ろ向きに走っていた機関車が、常に前を向いて同じ速度で走るように。機関車以外にも、貨物列車の向き変更や、走行する線路の切り替えなどができ、よりダイナミックな鉄道運営が可能になるという。
もう一つの機能が、列車の連結と解除。これまでのシリーズでは、運行中の車両から連結を解除させたり、列車を新たに連結させることはできず、効率的な鉄道経営のためには、利用者数によって別々の車両を運行させる必要があったが、この機能がプラスされたことにより、利用者数に応じて効率的なダイヤ編成が可能になるとのこと。
また、「乗りものニュース」で連載されていた、鎌倉や出雲、梅田や函館など実在の観光地を再現した「A列車紀行」のマップ6種類を収録。機関車が活躍する新マップ「渓流を望む汽車」をくわえた全7シナリオが追加されている。