『エースコンバット7』で、空軍のパイロット親子対戦が実現。ゲーム内では中尉の息子が大将の父を圧倒

アメリカ空軍のパイロットの親子による『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン(以下『エースコンバット7』)』でのゲーム内対戦がついに実現した。日本時間6月30日午前2時より、ゲームを介してドッグファイトが行われた。後述するが、対戦者はこれまで実際操縦してきた戦闘機で対戦していた。試合の様子はTwitchチャンネルから視聴できる(関連記事)。

対戦者は、アメリカ空軍のMike Holmes大将と息子のWade Holmes中尉。Mike氏はアメリカ空軍の戦闘航空軍団の司令官。父親は、飛行時間は4000時間、戦闘時間は560時間を超える熟練のパイロットだ。F-15 Eagleをはじめとする戦闘機の操縦経験がある。息子のWader氏はF-16 Fighting Falconの現役のパイロット。親子であるだけでなく、キャリアある空軍のパイロット同士の対戦ということで、ゲームファンを含めた多くの人々から注目を集めていた。

対戦は『エースコンバット7』の対応プラットフォームのひとつであるXbox Oneで行われた。通常のコントローラーを使用し、フライトスティックは使用しなかった。ルールは、全員が敵となるバトルロイアルを採用し、強化パーツなどは付けずに対戦した。Mike氏はF-15Eを、Wade氏はF-16Cをそれぞれ操作し、特殊兵装はF-15Eは6AAM、F-16Cは4AAMとSASMを使用していた。

試合は雑談を交えつつ終始和やかな雰囲気で行われた。真剣勝負というより、親子が仲良くゲームをしながらコメントの質問に答える企画といったものだった。Wade氏がコメントの返信に気を取られ地面に激突してしまう場面では、父親のMike氏が大喜びする様子を見せ配信を盛り上げていた。

試合は7戦ほど行われ、息子のWade氏が全勝した。Reddit上での事前の予想では、Mike氏が有利であると考察されていた。ゲームでも実際の戦闘機でも、機体の性能はF-15EがF-16Cに勝っているからだ。両者とも熟達したパイロットであるはずだが、『エースコンバット7』への習熟度が勝敗を分けたようだ。『コール・オブ・デューティー』、『ヘイロー』シリーズをプレイしてきたというWade氏は、『エースコンバット7』でも上手くコツをつかんでいたようだった。一方、Mike氏は年齢60代ということもあり、ゲームにはあまり慣れていないようだった。ただし、『エースコンバット7』 におけるヨーやピッチといった操作には全く戸惑う様子は無く、流石空軍のパイロットというところだろう。

今回の対戦の企画は空軍のリクルートを目的としている。18歳から35歳の年齢層をターゲットにゲームの配信で空軍のPRを行おうというわけだ。Military.comはこの企画を空軍のパロット訓練のPRも兼ねていると報じている。アメリカ空軍は、バーチャルリアリティを使用したパイロットの訓練に積極的な姿勢を見せているそうだ。また、飛行機などに興味を持っている十代のゲーマーをオンライン上でリクルートすることも検討している。アメリカ空軍はゲームで戦闘機を操作できるプレイヤーから、優秀なパイロットを発掘するつもりなのだろう。今回の対戦企画は、ゲーマーからパイロットをリクルートするための布石なのかもしれない。

Holmes親子は対戦を楽しみつつ、コメントの質問にも応じていた。ゲームではミサイルを避けるのは簡単だが実際の戦闘機はどうなのか、という質問にも答えていた。Mike氏は「残念なことにミサイルを撃たれたことはないよ。」と冗談を言いつつ、実際にミサイルを回避するのはかなり難しい旨を説明していた。配信ではゲームの話題のほかに、Holmes親子の空軍での経験など興味深い話が聞けるはずだ。Holmes親子が和やかに配信しつつ、パイロットの仕事について解説してくれる動画は、一見の価値があるだろう。視聴はこちらから。

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