独裁シム『トロピコ 6』PS4向けに9月に国内発売決定。おなじみ江原正士氏の“プレジデンテ”が聞ける日本語音声も

 

スクウェア・エニックスは6月25日、『トロピコ 6』をPS4向けに発売すると発表した。発売日は9月27日で、価格は税別7980円。日本語/英語音声を収録し、日本語字幕にも対応するなどフルローカライズがなされている。シリーズおなじみの江原正士さん演じる大統領補佐官「ぺヌルティーモ」が本作を紹介するトレイラーも公開されている。

https://www.youtube.com/watch?v=Aokv_2UcBmM

『トロピコ 6』は、Kalypso Mediaが2019年3月30日にPC向けに発売した独裁シミュレーション最新作。プレイヤーはプレジデンテ(大統領)となり、4つの時代を通じて統治をする。インフラ整備から、産業・事業の開発・発展などを進め経済を発展させる。特に、独裁的な政治を展開できることを特色とするシリーズだ。強引な法律を制定して島民から税金を搾取したり、大統領選挙で不正をおこなったり、暗殺機関と連携して反乱分子を弾圧することもある。悪に手を染めながら独裁を進めていく。

最新作では、開発元はこれまでシリーズを手がけてきたHaemimont GamesからLimbic Entertainmentに変更し、ゲームエンジンにはUnreal Engine 4を採用。島を描くグラフィックは大きく進化している。これまでのシリーズの流れを汲みつつ、群島システムを導入することで運営スケールが拡充。世界各地のランドマークを略奪するという“らしい”要素もあり。経済や交通などを複雑化させつつ、選挙スピーチといったシリーズの人気要素を復活させている。対戦・協力型マルチプレイも用意されている。

PC版は安定した評価を獲得しており、Steamレビューは「非常に好評」。初週売上は前作を50%上回ることが報告されており、セールスも好調であるとされている(関連記事)。コンソール版については、海外含めPC版発売から半年後と予告されていたが、そのタイミングがやってきたようだ。PC(Steam)版については、内部データには日本語が含まれているがそれらを掘り出さないと使用できない形だった。PC版の日本語対応は海外販売元がたびたび明言していることから、PS4版が発売されたのちには、PC版の日本語も掘り出さずとも楽しめるようになりそうだ。
【UPDATE 2019/6/25 13:20】
PC版の日本語対応について追記。

国内PS4向け『トロピコ 6』は9月27日に発売予定。今後、予約特典などが発表されていくという。