『トロピコ6』の初動売上はシリーズ最高。前作を50%上回るロケットスタート

 

Kalypso Mediaは、『トロピコ6』がシリーズ史上最高の売り上げとなったとことを発表した。収益や予約、デジタルゲームなどを含む初週の売り上げは、『トロピコ5』を50%上回っていたという。

Kalypso Mediaの共同設立者のSimon Hellwig氏は「『トロピコ6』の発売が、売り上げとコミュニティーからのフィードバックおよびユーザーレビューの両方で成功したことを嬉しく思っている。」と述べた。また「『トロピコ6』は『トロピコ5』の成功の上にありファンとメディアから非常に好意的な評価を受けており、この素晴らしいシリーズの、今年以降のコンソールでの発売までの継続的なサポートを強化していく」とも語っている。

『トロピコ6』は、Kalypso Mediaが3月29日にPCで発売した独裁国家運営シミュレーションゲームだ。同作ではプレイヤーはプレジデンテ(独裁者)となり4つの時代にまたがりカリブの島国を運営していく。道路を敷設しインフラを整備し、産業と経済を発展。自由に政権を運営できるのも特徴で農業や観光で島を発展させることも、暴君として高い税率を設定し圧政を敷くこともできる。

シリーズ最新作となる本作は、新要素として海外にエージェントを派遣し、他国のモニュメントを盗んで設置することもできるようになった。複数の島を同時に運営できる群島システムが採用され、選挙スピーチといった要素が復活し過去作からスケールアップした作品となっている。

『トロピコ6』では、開発元が三作目から製作を担当していたHaemimont Gamesから『マイト・アンド・マジック』シリーズに携わったLimbic Entertainmentに変更になったほか、シリーズとしてはじめてUnreal Engine 4を採用し全く新しい体制で開発されていた。また1月25日に発売を予定していたが、ベータ版のフィードバックを反映させるための十分な時間を確保するため、3月29日に発売を延期しシリーズの刷新を目指していた。今回の報告をみるに、そうした方針転換や延期による結果は、良い方向に進んだといえそうだ。

『トロピコ6』のPS4/Xbox One版は2019年夏に発売予定だ。