目の健康に配慮した液晶モニター「GW2480T」がBenQから6月21日に発売。応答速度5ms、IPSパネルを採用したフルHDディスプレイ

 

ベンキュージャパンは6月20日、23.8インチFullHDモニター「GW 2480T」を6月21日に発売すると発表した。Amazonの商品ページによれば、価格は税込21211円。保証期間は3年。入出力端子はD-sub/HDMI1.4/DP1.2/ヘッドフォンジャック/Audio Line-inに対応。バックライトはLEDで、ノングレアのIPSパネルが採用されている。

「GW 2480T」は、アイケア液晶モニターを謳うBenQの新製品だ。本製品を利用することで、コンピュータービジョン症候群を予防し、頭痛や眼精疲労、目の疲れなどを軽減できるという。具体的には、ブルラーライト軽減、画面のちらつきを抑えるフリッカーフリーに加えて、画面の明るさを示す輝度を視聴環境周辺の光量を検出して自動調整する機能「ブライトネスインテリジェンス」を搭載。これらの機能によって、従来型のモニターを使用していた場合に比べて目のストレスを低減するそうだ。

機能面では、高さ調節及び縦回転機能を搭載。IPSパネルが採用されていることで、TNパネルを採用したモニタに比べて鮮やかな色が表示され、視野角も広くなっている。また、本製品の23.8インチという大きさは、目とモニター間の推奨視聴距離60-70cmで視聴するのに理想的なモニターサイズと言えるのだとか。

前述のとおり、本製品の応答速度はGtoGで5msだ。この数値は、IPSパネルを採用した液晶モニターでは標準的な数値だと言えるが、ゲーミングを標榜するTNパネルの液晶モニターには、GtoG1msの製品もある。4msの差をどう見るかは人それぞれだが、対戦ゲームにおいて一瞬の油断が命取りとなることもあるのは、説明するまでもないだろう。そのため、真剣にゲームに打ち込んでいるゲーマーは勿論、FPSや格闘ゲーム、STGでの使用を前提に考えているプレイヤーがメインモニターとして採用するのには向かないと言える。一方で、そうしたシビアな対戦ゲームからは離れ、ADVやRPGなど一人用のゲームをメインと遊ぶプレイヤーや、サブモニターを探しているゲーマーには、アイケアを謳う「GW 2480T」は一考の価値があるかもしれない。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。