メカ大乱闘アクション『Override: Mech City Brawl』配信開始。巨大ロボを操作し、東京の街を破壊してでも勝利せよ

 

パブリッシャーModus Gamesは12月4日、『Override: Mech City Brawl(以下、Override)』をSteamおよび海外PlayStation 4/Xbox One向けに配信開始した。価格は3090円(29.99ドル)。Steamストア説明は日本語で記されているが、現時点では日本語に対応していない。

『Override』は、ブラジルのインディースタジオThe Balanceが手がけるロボット対戦ゲームだ。プレイヤーは、物理パワーによって動作する巨大なロボットWatchbotを操作し、最大4人で入り乱れて戦う。個性豊かな12体のロボットからひとつを選んで、それぞれの固有のスキルやスペシャルムーブ、決め技を駆使し、勝利を目指すのだ。ロボットはガレージでカスタマイズすることができ、スキンやアクセサリーを変え、自分だけのメカにすることも可能。ロボットにはそれぞれ体力ゲージが存在しており、相手のゲージを攻撃によって削りきれば勝利となる。一方、機体にはヒートゲージが設定されており、無闇に行動し続ければたちまちオーバーヒートしてしまう。ヒートゲージを自然回復させつつ、巧みに立ち回りたいところ。

戦いの舞台となるのは、実在する場所だ。東京からエジプト、サンフランシスコやメキシコなどをフィールドにし、殴り合うわけだ。当然、街で巨大ロボットが暴れれば、建物などは耐えきれず壊れていく。勝利のためには犠牲はつきもの。またストーリーモードでは「エイリアン」と戦うという大義名分が存在する。市街を荒らし回し、街を破壊してでも、敵機の撃破を目指そう。シングルプレイ向けのキャンペーンモードが用意されているほか、最大4人までのマルチプレイはローカル(画面分割)・オンラインプレイに対応。最大4人でひとつのロボットを操作するモードもあり。個人戦・チーム戦で巨体を動かし殴り合うのだ。

『Override』は2014年から開発が進められており、開発スタジオThe Balanceは当時、Kickstarterにて資金を募るキャンペーンを試みる。しかしながら、集まった資金は1万5000ドルで、9万8000ドルの目標額には遠く届かなかった。開発チームはそこで諦めず、ゲーム開発を続けてModus Gamesと契約し、発売にまでこぎつけた。『新世紀エヴァンゲリオン』や『天元突破グレンラガン』、『機動戦士ガンダム』シリーズといったロボットアニメに影響を受けたというゲームコンセプトが、Unreal Engine 4により荒々しくも美しく表現されているだろう。

ゲーム本編のほかにも、今後配信予定の4機の追加メカと16の新スキンを含むシーズンパスが1520円で販売中。同作を購入し気に入った方は、こちらの購入を検討してみてもいいだろう。