『バトルフィールド V』は英国チャート初登場で4位にランクイン。発売から半月以上経つ『RDR2』と『CoD BO4』に後塵を拝する

 

UKIE/GfKは、2018年11月24日付けのイギリスのパッケージソフトを対象とした週販チャートを公開した(GamesIndustry.biz)。発売されて以来破竹の人気を誇る『FIFA 19』がまたしても首位を獲得したほか、『Call of Duty: Black Ops 4』が2位にランクイン。3位には 『レッド・デッド・リデンプション2』が続いている。そして11月15日に発売された『バトルフィールド V』は初登場で4位にランクインしている。

『バトルフィールド V』は、『バトルフィールド 1』と比較して売上が63%ダウンしているという。ただ、同チャートではダウンロード版が含まれておらず、他のAAAタイトルも同様の傾向を見せているので、そこはさほど問題ではないだろう。また先行アクセス権などが用意されているダウンロード版購入者が多いことも考慮すべきであるかもしれない。

ただ、発売が1か月および半月以上前のライバル作品が上にいくというのは、EAのAAAシューターにとって歓迎すべき状況であるとはいえなさそうだ。同作については、発売前からCowenのアナリストDoug Creutz氏などが、『バトルフィールド V』の予約状況が『Call of Duty: Black Ops 4』を85%下回ると伝えており、売上が低調になるのではないかと発売前から予想されていた(CNBC)。あくまでイギリスのパッケージベースの週販チャートのみの数字であるが、その懸念の傾向が見え始めているかもしれない。

ただし、『アサシン クリード オデッセイや『Fallout 76』の売上を上回ることには成功しているようなので、大きく落ち込んでいるというわけではなさそうだ。今後もバトルロイヤルモードとなる「Firestorm」などの実装が予定されているので、今後に期待といったところだろう。なお、同ゲームについてはXbox One版がもっとも売れたとのことだ。

そのほか、先週首位を獲得した『Spyro Reignited Trilogy』は9位、同じく先週好調が伝えられた『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ』は8位と若干のランクダウン。ブラックフライデーが開催されたこともあり、値引きされた人気作たちが大きく順位を引き伸ばしているという。