Nintendo Switch向けYouTubeアプリが突然の配信開始

 

Nintendo Switch向けのYouTubeアプリの配信が開始された。ニンテンドーeショップのストアページにアクセスし、ダウンロードすることで利用可能になる。アプリの容量は89MBである。

機能やデザインとしては、テレビや他コンソール向けのYouTubeアプリと同様のものとなっている。タッチ操作(スクロールは不可)やTVモード/携帯モードの両方での視聴に対応するといった、便利な要素はしっかりと抑えられている。Joy-Con操作に加えて、Nintendo Switch Proコントローラーでの操作にも対応する。Nintendo Switchにて録画した動画をアップロードする機能などは、現時点では見当たらない。HD振動を使うといった同ハード向けの特別の機能は確認できていないが、基本機能は存在し動作も良好なので、Nintendo SwitchからYouTubeを利用したい場合には、快適に映像を楽しめるだろう。

Nintendo Switch向けYouTubeアプリは、先日米任天堂公式ホームページの「近日配信予定」という項目に登場していたことから、配信が近いのではないかと海外メディアなどが推測をしていた。結果的には、その推測は当たることとなった。

Nintendo Switch向けニンテンドーeショップでは、ニコニコ動画アプリやHulu(北米向け)など、一部のストリーミングもしくは動画視聴アプリが配信されている。ニンテンドー・オブ・アメリカの社長であるレジー・フィサメイ氏は、同ハードが発売されて以来、こうした動画系のアプリの配信について問われた際には「いずれくるでしょう(We’ve said that other services will come in due time)」と繰り返し発言していた。フィサメイ氏は、Nintendo Switchはゲーミング・ファーストなコンソールであるとしながらも、他サービスについての扉もまた開いていることを示唆してきたが、最大手ともいえるYouTubeアプリがついにNintendo Switch向けに配信されることとなった。

YouTubeが配信開始されたということは、今度はもうひとつの本命ともいえるNetflixなどもアプリとして配信されるのだろうか。また動画に限らず、多種多様なアプリがニンテンドーeショップで配信される可能性は存在するのだろうか。Nintendo Switchのポテンシャル引き出す、今後の展開に期待したいところだ。