『LoL』発の女性チャンピオン4人のK-POPユニット「K/DA」デビューシングルが全世界でヒット中。ハイレベルな歌とダンスで多くのユーザーを魅了

リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を開発運営するRiot Gamesが、11月3日に行われた世界大会「World Championship 2018」決勝戦に合わせて発表したミュージックビデオ「POP/STARS」。『LoL』に登場する4人の女性チャンピオンが結成したK-POPユニットのデビューシングルという形で、もともとのゲームタイトルファン以外の心もつかみ、全世界の音楽配信プラットフォームにて大ヒットとなっている。

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若手アーティストと本場K-POPアイドルが融合

今年の世界大会は2回目の韓国開催とあって、主催のRiot Gamesは韓国文化を積極的に取り入れる試みを行っている。昨年優勝の韓国チーム「Samsung Galaxy」を記念した優勝チームスキン「SSGスキン」は、韓国の歴史や伝承を大きく取り込み『LoL』の世界に表現したものとなった。決勝戦のオープニングセレモニーでお披露目された「POP/STARS」のテーマはズバリ「K-POP」。韓国が誇るポップミュージック文化をいかんなく取り込み、アメリカの若手アーティストとも手を取って素晴らしいナンバーに仕上がっている。

男性を魅了し精気をすする九尾の狐……ではなくファッションリーダーとして活躍する「アーリ」に扮するのはK-POPアイドルグループ「(G)I-DLE」のミヨン。リワークされ新たなキャラクターを手に入れたヒップホップ忍者「アカリ」のファンキーな歌とラップを担当するのも、同じく(G)I-DLEのソヨンだ。全身からセレブな雰囲気を放つ歌姫「イブリン」としてパワフルな歌声を差し込むのは、ニューヨーク出身のシンガーソングライター、マディソン・ビア。そしてジャイラ・バーンズが異邦のダンサーにしてボーカル「カイ=サ」を務める。Billboardではミヨンとソヨンの2人が「POP/STARS」への意欲を語っており、特にミヨンはアーリへの理解を深めるために、実際に『LoL』で同キャラクターを使ってプレイしたとコメントしている。

「K/DA」は『LoL』のゲーム内スキンとしても実装・販売されている。決勝戦のオープニングセレモニーでは、最新のAR技術を駆使してゲーム内モデルと現実のアーティストたちが共演し、全世界の『LoL』ファンを驚かせた。

決勝戦会場では「K/DA」グッズの先行販売も行われた。目玉の「K/DA アーリフィギュア」をはじめ、バックダンサーを気取れるアパレル類がラインナップされ、各地域での通販が始まっている(日本での公式通販は2018年11月現在行われていない)。

 

世界各国で大ヒット

YouTubeで公開された「POP/STARS」ミュージックビデオの視聴回数は、2日間で1100万を超えてなおも増加中。Redditの有志コメントによればYouTubeの「急上昇」動画にも多くの地域でランクインした。アメリカで3位、イギリスで7位、ポーランドで19位、スペインで29位、ドイツで40位、など、欧米で大きな支持を得たようだ。ロンドンでは街頭広告も掲出された。

日本ではYouTubeの「急上昇」ランキング入りは確認できなかったが、11月6日時点でiTunes Music Storeの「K-POP」ジャンルの3位にランクインしている。

 

爆発的なファンアートの奔流が発生

ミュージックビデオの公開後、さまざまな二次創作者による大量のファンアートが爆発的に見られるようになった。イラストSNS「pixiv」では11月6日にK/DAタグのついた作品の閲覧数が前日の0から2万超に跳ね、関心の高さをうかがわせる。Twitterでのファンアート傾向を見ていると、ビデオ内でブラックライトによる演出がとても印象的だった「アカリ」が最も人気があり、ブラックライトのシーンでアカリと一緒のカットがあった「イブリン」が次点をいっているようだ。「K/DA」の勢いはこれまで『LoL』を知らなかった層にも波及しているようにも見える。「K/DAを見てゲームを始めた」という層もさっそく出現しているようで、Redditには「K/DAでLoLを知った初心者が増えているから、優しく接しよう」と呼びかけるスレッドも立っているほどだ。

イラストに比べると制作時間がかかるためか、数は少ないもののコスプレ写真も出てきている。キレッキレのダンスについても「Behind the Scene」として振り付け動画が公開された。(G)I-DLE公式Twitterでは、ミヨンとソヨンが「POP/STARS」の振り付けをレクチャーする動画が公開されているので、今後イベント等で「K/DA」になりきりたいコスプレイヤー各位はぜひ参考にしてほしい。

『LoL』北米公式サイトではファン向けに「K/DA」のアセット配布も行っている。配信者向けのオーバーレイ画像ファイル、コスプレイヤー向けのゲームモデル全周画像、高解像度のアート類、はてはカラーコードまで「K/DA」をテーマにコンテンツ制作を行う際に役立つものが掲載されているので、活用するとよいだろう。

さらに「K/DA」を知りたい方向きには公式ユニバース掲載の「K/DA」紹介がオススメだ。公式eスポーツ展開サイトでは、いわゆる「中の人」紹介も掲載されている。『LoL』では過去にもゲーム内のチャンピオンがメタルバンドを結成したという設定で「PENTAKILL」のミュージックアルバムが展開された。「K/DA」も将来的にニューアルバムのリリースがあるかもしれない。『LoL』から生まれる、豊穣なカルチャーの今後に期待だ。

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