配信上でカラオケを楽しめる「Twitch Sings」発表。Twitchと『Rock Band』などを手がけたHarmonixが協力し、2018年後半にPC/iOS向けに配信予定

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TwitchのCEOで共同創設者のEmmett Shear氏は、TwitchConのオープニング講演で「Twitch Sings」を 発表した。「Twitch Sings」は、ストリーミングプラットフォームTwitchと『Rock Band』などを手がけた音楽ゲーム制作メーカーHarmonixが協力し、ストリーマーのために設計されたカラオケゲームだ。現在開催中のTwitchCon 2018でプレイ可能となっており、出席者によって会場から同作をプレイする様子が配信されている。

「Twitch Sings」では、何百と用意された楽曲の中から歌いたいものを選択し、一人で歌うモード「Sing Solo」か、デュエット相手を選択して二人で異なるパートを歌うモード「Start a Duet」を選択する。ステージ上には自身のアバターあるいはカメラの映像が表示され、大勢の群衆の前で、表示される歌詞や音程ガイドに沿って歌う。視聴者はTwitchチャンネル内のチャットを使用して楽曲のリクエストを送ったり、ステージの観客席でサイリウムを振るなどのリアクションを取ることが可能だ。また視聴者はストリーマーに対し、決められた小節だけ歌詞を隠してしまうなどのチャレンジを仕掛けることもできる。カラオケ終了後のリザルト画面ではTwitch上のユーザーアクティビティが表示され、歌唱中にサブスクライブや投げ銭をした視聴者のユーザー名が表示される。「Twitch Sings」は単なるカラオケのゲームではなく、ストリーマーと視聴者とのコミュニケーションツールとして活躍しそうだ。

ステージ上に表示する自身の姿は、アバター、動的カメラ、静的カメラから選択できる。「Twitch Sings」上であらかじめ用意されているアバターは、髪型や体型、目、眉、髭など、実に幅広い選択肢から自分好みにカスタマイズ可能だ。自分の容姿に寄せてもよし、配信上での仮の姿を作り上げるのもいいだろう。ステージ衣装は、ゲーム内通貨「コイン」を消費して購入できる。コインはカラオケ終了後のリザルト画面でパフォーマンスに応じて付与されるので、カラオケを楽しんでいるうちに新たな衣装をアンロックすることができる。動的カメラ、静的カメラを選択した際は、ステージ上のスクリーンに自身の映像が表示されるので、表情を含めたパフォーマンスも可能となり、より親近感が湧くだろう。デュエットモードの際はスクリーンが2分割となり、両プレイヤーの映像が映し出されるので、共に同じステージで歌っているという一体感が生まれだろう。

『Twitch Sings』のクローズドベータ版は、2018年後半にPC / iOS向けに配信されるとのことで、その後Androidにも対応する予定だ。ベータ版テスターへのサインアップも開始されている。純粋に本格的なカラオケを楽しめるというゲーム内容ながら、その配信の視聴者と連動して楽しめる要素が多く搭載されており、Twitchストリーマーとしてもチェックしておきたいコミュニケーションツールになりそうだ 。

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