『CoD BO4』発売から3日間の売上は、前作『CoD WWII』と同等の約560億円を記録。プレイヤー数は現行世代での記録を塗り替える

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Activisionは10月18日、『Call of Duty: Black Ops 4(コール オブ デューティ ブラックオプス 4)』の発売から3日間の売り上げが、5億ドル(約562億円)を突破したと発表した。本作は週末にあたる10月12日に、PC/PlayStation 4/Xbox One向けに発売された。同社は、具体的な販売本数については明らかにしていないが、5億ドルを通常版価格の60ドルで割ると約830万になる。ゲーム内アイテムなどを収録する、より高額なバージョンも発売されていたり、プラットフォームへのロイヤリティなども絡んでくるので実際にはこの数字を下回るだろうが、販売本数のある程度の目安にはなるかもしれない。

また、本作の発売から3日間での総プレイヤー数、プレイヤー1人あたりの平均プレイ時間、そして全プレイヤーのプレイ時間の合計は、コンソールの現行世代(『Call of Duty: Ghosts』以降)においてシリーズでもっとも多いとのこと。前作『Call of Duty: WWII』も、発売から3日間で同じ5億ドルを売り上げ、プレイヤー数についても現行世代でのシリーズの記録を塗り替える大きな成功を収めたが、プレイヤーのエンゲージメントという点で本作はさらに上回った形だ。なお、Twitchにおいて本作のゲームプレイ配信が視聴された合計時間も、シリーズとして最高を記録したとのこと。

本作では伝統的なシングルプレイ・キャンペーンモードを廃し、オンラインマルチプレイに特化。さらにシリーズ初となるバトルロイヤルモードBLACKOUTを導入しており、これがプレイヤー数増に功を奏したのかもしれない。もちろん、高い人気を誇り長期間のサポートを受けてきた『Call of Duty: Black Ops 3』の続編ということで、ファンからの期待が高かったという面もあるだろう。なおActivisionは10月15日、本作のダウンロード版の発売初日の売り上げ本数について、同社史上最高を記録したと発表しており、ユーザーの購入行動にも変化が見られる(関連記事)。

一方、『Call of Duty』シリーズとして素晴らしい出足となった本作ではあるが、市場関係者からは1000万本クラスのさらに高い数字を期待されていたようで、今回の発表後、Activisionの株価は一時9パーセント下げる結果となった(Bloomberg)。これは、例年リリースしていたホリデーシーズンよりも早い時期に発売したことが原因かもしれない。ただ、上述したようにダウンロード版の販売が非常に好調であることや、BLACKOUTモードの存在などで今後もエンゲージメントの高さを期待できること、そしてこれからホリデーシーズンを迎えることもあり、Bloombergは楽観視するアナリストの声も伝えている。

なお、本作では連日のようにアップデートが配信されており、明日も多くの改善や修正、また新要素の追加を全ゲームモードにわたっておこなわれる予定だ。さらに、この週末には本作では初めてとなるXP2倍イベントが実施される。ゾンビモードで獲得できるネブリウムプラズマも2倍になるそうなので、戦場は大いに賑わいそうである。

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