Steamの2018年上半期ランキング発表。売り上げ上位には、定番タイトルに負けじとさまざま新作がランクイン

 

Valveは7月5日、PCゲームプラットフォームSteamの2018年上半期ランキングを公開した。カテゴリーは「売り上げ上位」「人気の新作」「売り上げトップのVRゲーム」「最多同時接続プレイヤー」に分かれている。それぞれのセクションで興味深いデータが公開されているが、今回は売り上げ上位に注目したい。それぞれのタイトルについて具体的な売り上げ本数や収益は明らかにされておらず、順位に応じてプラチナ・ゴールド・シルバー・ブロンズに分類されている。

2018年上半期の売り上げ最上位「プラチナ」では、昨年のチャートに引き続き、おなじみのタイトルが並んでいる。『Dota 2』『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』『グランド・セフト・オートV』『レインボーシックスシージ』など。一方、プラチナの12タイトルのうち4タイトルが2018年発売の新作だ。リアルさを重視した極太RPG『Kingdom Come: Deliverance』、協力プレイが熱い3Dアクション『Warhammer: Vermintide 2』、シリーズの中でももっとも売上が好調であると報告されている『ファークライ5』、そして恐竜テーマパーク運営シミュレーション『Jurassic World Evolution』が名を連ねている。特に『Jurassic World Evolution』は6月中旬に発売されたばかりであり、絶好調であることを予想させる。

「ゴールド」もまた定番タイトルが並んでいるが、ここに『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION』がランクインしているのは興味深い。6月のModに対応した同作は、Steamサマーセールで半額にて販売されていることもあり、最近になり大幅にプレイヤー数を増やしている。「シルバー」では売り上げ400万本を突破した『Human: Fall Flat』のほか、イカダサバイバル『Raft』やデッキ構築カードゲーム『Slay the Spire』、極寒街づくりストラテジー『Frostpunk』など、今年の上半期弊誌でも取り上げた期待の顔ぶれが確認できる。『ダークソウル3』や『ニーア オートマタ』などSteamの人気タイトルとして定着した国産タイトルもこの枠で確認できる。

ブロンズでは、多くの新旧タイトルが名を連ねる。チャートでは屈指のイロモノといえる、お掃除シミュレーター『House Flipper』や協力型の鉱山探索FPS『Deep Rock Galactic』、そして『二ノ国II レヴァナントキングダム』の名も。幅広いタイトルがチャートにランクインしている。

そのほか、「人気の新作」では月ごとの新作ランキングが確認できたり、「売り上げトップのVRゲーム」ではVRに絞ったランキングをチェックできる。今Steamでどんなタイトルが人気なのか調べるためにも、ランキングをチェックしてみてはいかがだろうか。


国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)