『Battlefield V』の舞台が、第二次世界大戦になることが濃厚に。数秒のティザー映像が示す2つのヒント


Electronic Artsは5月21日、『Battlefield V』のティザー映像を公開した。『バトルフィールド』シリーズ最新作となる本作は、日本時間5月24日午前5時から放送予定のライブ配信にて、その全貌を初公開する予定となっている。今回公開された映像は、そこから切り出されたもののようだ。そして、本作の舞台が第二次世界大戦になることを強く示唆している。

https://twitter.com/Battlefield/status/998564160005812224

ティザー映像は、実際のゲームプレイのカットシーン部分のようだ。人の声や銃声が聴こえる中、ゴーグルを付けた男が「シー」と口に指を当て、静かにするようプレイヤーを押し付けている。そして画面上の表示からは、これはマルチプレイの一場面であることが分かる。プレイヤーは分隊で行動しているようで、ちょうど仲間がこの場所でリスポーンしてスコアボーナスを獲得している。ゲームモードは、複数の拠点制圧を競う定番の「コンクエスト」だろうか。チケットのカウントは前作『バトルフィールド 1』とは異なり、前々作までのように減少していることも確認できる。

そして画面上部のゲージ横のアイコンは、イギリス軍を示すユニオンジャックと、ドイツ軍を示す黒十字(バルケンクロイツ)である。このバルケンクロイツが表示されているということから、『Battlefield V』の舞台が(少なくともこのマルチプレイのゲームモード内においては)第二次世界大戦に設定されていることを示している。本作の時代設定については、これまでにベトナム戦争期などさまざまな噂が流れていたが、その内の一つである第二次世界大戦は有力視されていた(VentureBeat)。

Image Credit: Soldier of Fortune

また、映像に映っている男の特徴的なゴーグルも、第二次世界大戦期であることを示している。当時使用されていたゴーグルに「Luftwaffe Model 306」というモデル(上の画像)があり、全体的なフォルムや金具部分などの特徴が一致しているように見える(Reddit)。ただ、これはドイツ軍のパラシュート部隊などで使用されていたゴーグルだという。画面表示ではプレイヤーはイギリス軍に所属しているにもかかわらず、ドイツ兵に庇われる状況はなんとも奇妙である。一方で、この男が着ている軍服の迷彩はイギリス軍のものであるという指摘もある。マルチプレイ中に発生する何か特別なイベントのカットシーンなのか、あるいはキャラクターカスタマイズを表しているのかもしれない。

ほんの数秒のティザー映像ではあるが、そこから読み取れる情報により、さまざまな時代の変遷を経た『バトルフィールド』シリーズが、『Battlefield V』においてシリーズの起源である第二次世界大戦に回帰することはほぼ間違いないといえそうだ。ただ、EAは本作について「バトルフィールドの歴史が変わる」や「壮大な旅の幕開け」といったキーワードを示し、また海外向けには「Never be the same」としており、ただ過去に回帰するわけではないという意思を明らかにしている。その意味するところは、日本時間5月24日午前5時からのライブ配信にて確認することになるだろう。ライブ配信はバトルフィールド公式サイトのほかYouTubeTwitchMixerにて放送される予定だ。