『オーバーウォッチ』マーシーをキュートに彩るピンク色スキンが登場。乳がん研究基金へのチャリティ活動の一環


Blizzard Entertainmentは5月9日、『Overwatch(オーバーウォッチ)』のヒーロー「マーシー」向けのレジェンダリースキン「ピンク」を発表し、各プラットフォームで販売開始した。5月22日までの期間限定販売で、価格は1620円。これは、乳がん啓発キャンペーンのピンクリボン運動にちなんだピンク色を基調としたスキンとなっており、収益はすべて米国の非営利団体Breast Cancer Research Foundation(乳がん研究基金)に寄付される。

マーシーは医療研究者というバックグラウンドを持ち、戦場においても味方の治療を得意とするサポートキャラクターの象徴的存在であることから、今回のチャリティスキンの対象に選ばれた。このスキンのほかに、公式ショップBlizzard Gear Storeでは、コミュニティアーティストのVICKSIGH氏がデザインしたマーシーのピンクTシャツも同じくチャリティとして販売中だ。5月21日までの期間限定販売となっており、価格はメンズ・レディース共に30ドル(約3300円)。日本への発送にも対応している。

さらに、5月22日までのキャンペーン期間中は、世界中のコンテンツクリエイターがピンクリボンを付けて『オーバーウォッチ』の配信をTwitchでおこなう。その配信に対して贈られた寄付(購入したTwitchのビッツを含む)もまた、乳がん研究基金へと全額寄付されるという。配信の参加者やスケジュールは公式サイトを確認してほしい。なお、期間中に限りTwitchではピンクマーシーの顔や翼のグローバルスタンプが利用可能となる。Blizzardは、このスタンプを利用して今回のキャンペーンを盛り上げてほしいとしている。

キャンペーン期間中に『オーバーウォッチ』にログインしたプレイヤーには、ピンクリボンのプレイヤーアイコンがプレゼントされる。さらに、Twitchでの指定の配信を視聴すると、累計の視聴時間に応じてコミュニティアーティストのONEMEGAWATT氏がデザインした特別なプレイヤーアイコンやスプレーもプレゼントされるとのこと。こちらはTwitch Dropsを利用して提供されるため、事前にTwitchアカウントとBlizzardアカウントを連携させておく必要がある。対象の配信チャンネルなどの詳細は、こちらも公式サイトを参照していただきたい。

今回のチャリティキャンペーンでは、Blizzardは寄付の最低保証額を25万ドル(約2700万円)に設定しており、スキンなどの収益だけでは足りない場合は同社が補填して乳がん研究基金に寄付する予定だ。寄付総額はキャンペーン終了後に報告される。

海外ではゲームを通じたさまざまなチャリティ活動が積極的におこなわれており、今回のようなDLC販売という形では、戦時下を生きるサバイバルゲーム『This War of Mine』にて戦争孤児を支援するDLCを販売していたり、『FIRE PROWRESTLING WORLD』では、負傷療養中のプロレスラー⾼⼭善廣選⼿を支援するDLCが販売されるなどしている。チャリティに参加するという意義はもちろん、期間限定の貴重なアイテムを入手するという意味でも、『オーバーウォッチ』ファンの方はピンクのマーシーをチェックしてみてはいかがだろうか。