クトゥルフ神話モチーフのADVゲーム『Mansions of Madness: Mother’s embrace』発表。狂気の深淵へといざなう館の謎を4人チームで調査する


デジタルボードゲームを多く手がけるパブリッシャーAsmodee Digitalは4月17日、インディースタジオLuckyhammersが開発する『Mansions of Madness: Mother’s embrace』を発表した。本作は、作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの「クトゥルフ神話」をモチーフにしたボードゲーム「Mansions of Madness(マンション・オブ・マッドネス)」のライセンスを取得し、アドベンチャーゲーム化した作品である。

『Mansions of Madness: Mother’s embrace』は、1926年のアーカムを舞台とする。ミスカトニック大学にて天文学を教えるティリンガスト教授は、厳しい一面を持ちながらも心優しい人物として学生から慕われていた。ある日彼女は、地球に墜ちてくる彗星を観測し、抑えきれぬ興奮と共にその調査旅行へと旅立った。しばらく音信不通となった彼女だったが、旅から戻った彼女は自らの館に知人らを招待する。彼女は旅先で何かを発見したようで、その成果を披露するというのだ。しかし、皆が訪れたその館で待っていたのは、彼女の死と、解き明かすべき謎の数々だった。

ゲームでは、プレイヤーはチームを組んでティリンガスト教授の館を調査する。不気味な雰囲気に包まれた館には、なぜかトラップやパズルがあり、また謎のモンスターが現れ、プレイヤーを狂気の深淵へと引きずり込もうとするという。それらに立ち向かい正気を保つためには、館の中で武器や道具、あるいは情報を集めなければならない。そして、この館に隠された謎を解き、生きて脱出することを目指すのだ。

そのほかのゲーム内容について、現時点ではまだ多くは明かされていないが、公開されているスクリーンショットによると、ゲームは4人のキャラクターを切り替えながら、館の中を調査するようだ。一見特に変わったところのない部屋ばかりだが、頭からイカの足が生えているような動物の彫像が置かれた部屋や、異形のモンスターが魔法陣から召還されているような部屋もあり、この館にはまだまだ知られざる場所があるのだろう。この『Mansions of Madness: Mother’s embrace』は、2019年第1四半期にSteam(Windows/Mac)にて発売予定だ。