『Hellblade: Senua’s Sacrifice』発売日が8月8日に決定。Steamで予約受付開始、日本語表示にも対応か

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Ninja Theoryは6月7日、『Hellblade: Senua’s Sacrifice』を8月8日にPC(Steam/GOG)と海外PlayStation 4向けに発売すると発表した。もともとは2016年内の発売を予定していたが2017年内に延期されていた。この発表を受けてSteamでは2980円で予約受付を開始しており、デジタルコミック「Hellblade: Senua’s Song」が予約特典として付属する。またストアの情報によると、本作は日本語表示にも対応するようだ。

本作は、ヴァイキング時代(8世紀から11世紀頃)の西ヨーロッパを舞台に、ケルト族の女戦士Seunaがヴァイキングの地獄世界に足を踏み入れ、亡くなった恋人の魂のために戦う物語が描かれる。彼女は精神を病んでおり、幻覚などに悩まされている。プレイヤーは彼女の負の精神世界を体験することにもなる。

Ninja Theoryは、『Heavenly Sword』や『ENSLAVED ODYSSEY TO THE WEST』『DmC: Devil May Cry』などを手がけたことで知られるデベロッパーだ。本作は2014年に発表され、開発状況を随時公開しながら製作されてきた。同スタジオのDominic Matthews氏はPlayStation.Blogへの投稿の中で、本作の開発にあたってはインディーゲームと膨大な開発費をつぎ込むAAAタイトルの中間にポッカリ空いたスペースに注目し、20人ほどの比較的小規模なチームながらAAAタイトルに引けを取らないクオリティで、しかも独創的で豊かな体験を生み出すことに注力したと語る。実際Unreal Engine 4で開発される本作のグラフィックはリッチで、特にモーション/フェイシャルキャプチャを活用して生み出されたSeunaの表現は非常にリアルだ。トレイラーで時折見せる、彼女の鬼気迫る表情には思わず見入ってしまう。

本作は、一般的なAAAタイトルと比べて半分のボリュームになるそうだ。しかし価格も29.99ドル/2980円とAAAタイトルの半分程度に抑えており、Matthews氏はプレイヤーにとってもスタジオにとっても正当な価格設定だろうとしている。そして、もし“インディーAAA”のモデルケースといえる本作が成功したなら、ほかのデベロッパーも後に続き、さらに多様なゲーム体験を作り出してほしいと述べている。

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