『Hitman』開発元のIO Interactiveにてレイオフが実施。現在はスクエニの事業停止にともない売却を協議中


『Hitman』シリーズの開発元として知られるIO Interactiveは、公式Twitter上にてスタッフのレイオフを実施したことを明らかにした。IO Interactiveは、2009年にスクウェア・エニックスにEidos Montreal(当時の親会社)と共に買収されたスタジオだが、今月11日にスクエニがIO Interactiveの事業を停止することを明らかにしていた(関連記事)。現時点は現在は複数の投資家たちと売却を検討中となっている。

IO Interactiveはツイートにて、今回のレイオフを未来の冒険へと向けた準備になる施策だとしつつも、才能あるよき友との別れを惜しんでいる。対象となったスタッフの規模などは明らかにされていない。

事業停止の意向が明らかになって以降、IO Intearctiveは売却の協議やスタジオの未来に関して一切言及はしていないが、SNS上の更新は続けられているほか、5月17日にはイベント「Nordic Game 2017」に参加したことを公式サイトにてニュースとして伝えている。現在スタジオの活動が完全に停止しているわけではないようだ。なお先日には、ドイツのWebニュースサイトGameStar.deが、『Hitman』のIPはIO Interactiveが所有し、シーズン2は今もなお開発予定であるという真偽不明のリーク情報を報じていた。GameStarは2014年に発生したCrytekの給料未払い問題をいち早くキャッチしたサイトとして知られているが、業界関係者と太いパイプを持つサイトというわけではなく、慎重に公式発表を待ちたい。