『Friday the 13th: The Game』が5月26日に発売決定。ジェイソンが若い男女7人を襲う非対称マルチプレイ

 

Gun Mediaは4月22日、サバイバル・ホラーゲーム『Friday the 13th: The Game』を5月26日にSteamで発売すると発表した。価格は40ドルで、海外ではPlayStation 4/Xbox One向けにも発売予定。

本作は映画「13日の金曜日(Friday the 13th)」シリーズのゲーム版だ。もともとは同映画の影響を受けたオリジナル作品『Summer Camp』として発表されたが、のちに正式にライセンス契約をおこない、Kickstarterで開発資金を集めることに成功した。

本作は、おなじみの殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズ(Jason Voorhees)と、子供たちのサマーキャンプを受け入れるキャンプ指導員の若い男女7人に分かれた非対称マルチプレイゲームだ。その舞台には、映画にも登場したキャンプ地クリスタルレイク(Crystal Lake)を再現している。ジェイソンとなったプレイヤーは指導員の若者たちを追ってひとりひとり殺し、一方の指導員となったプレイヤーはクリスタルレイクから脱出する方法を見つけるか、あるいはゲームの制限時間が過ぎるまで生き延びることを目指す。

追っ手となるジェイソンにはさまざまな特殊能力があり、たとえばマップ内の好きな場所への瞬間移動や、指導員らの気配を感じ取る能力などがある。またゲームを進める中では映画シリーズに登場したさまざまな風貌のジェイソンをアンロックできる。それぞれ能力が異なり、たとえば「13日の金曜日 Part 2」の布袋をかぶった姿のジェイソンは映画と同じく走ることができる。逆に、後期の映画に登場したジェイソンは走れないが、たとえば水の中を素早く泳げることで、湖に逃げた指導員を追う場合には有利だったりする。

一方の指導員たちはもちろん普通の人間だが、スタミナやスピードなどのステータスがそれぞれ異なる。ジェイソンから生き残る方法は複数用意されており、たとえば警察に電話をして助けにきてもらったり、あるいは車を見つけてそれで脱出することができる。しかし、いずれの方法もそれなりの手間がかかる。警察に連絡するにはまず電話を修理しなければならないし、電話をかけても警察が到着するまでに時間がかかる。車で脱出するにはバッテリーや燃料、また車のカギを見つけてこなければならない。また、定員があるため7人全員が乗ることはできない。指導員となったプレイヤーはジェイソンの脅威に震えながらも、仲間との息のあったプレイが求められることだろう。

本作はこのような非対称マルチプレイゲームとして発売されるが、のちのアップデートでシングルプレイモードも追加予定とのこと。ジェイソンとなって、マルチプレイと同様のゲームプレイをBOTの指導員を相手にプレイするものと、映画シリーズを連想させるミッションをクリアしていくモードが計画されているという。