映画「レザボア・ドッグス」の公開25周年を記念したゲーム化プロジェクトが正式発表、年内にSteamで発売予定

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映画製作・配給会社Lionsgateは3月10日、映画「レザボア・ドッグス(Reservoir Dogs)」の公開25周年を記念して、ゲーム『Reservoir Dogs: Bloody Days』をBig Star Gamesと提携し開発中だと発表した。2017年内にSteamで発売し、その後にXbox One向けにも発売するとしている。

映画「レザボア・ドッグス」は1992年(日本では93年)に公開されたクエンティン・タランティーノ氏の初監督作品だ。宝石強盗のために犯罪のプロ6人が集められ、彼らにはお互いの素性を隠すためミスターホワイト、ミスターオレンジというように色のコードネームが付けられる。彼らは強盗計画を実行するが、警察が迅速に駆けつけたため失敗に終わってしまう。そしてあまりに手際のいい警察の対応に、6人の中にスパイがいると疑心暗鬼になった彼らの犯人探しが始まる。このようなストーリーをバイオレンスな描写とともに描いたことで、カルト的な人気を得ている映画だ。

今回発表された『Reservoir Dogs: Bloody Days』は見下ろし型視点の3Dアクション・シューティングゲームで、トレイラーでは押し入った銀行やレストランの駐車場での警官との銃撃戦の様子が収められている。ステージにはそのほかに宝石店や埠頭などが収録される。本作には原作映画と同じ色のコードネームが付けられた6人のキャラクターが登場するが、その容姿は映画のキャストには似せておらずオリジナルのキャラクターになるようだ。しかし映画で描かれたストーリーや強盗シーンをベースにしたゲームプレイが収録されるという。

また、本作の特徴として「Time Back」システムを搭載しており、ゲームプレイ中に一定時間巻き戻すことができる。そしてほかのキャラクターに切り替えてプレイすると、巻き戻す前にプレイしていたキャラクターとの擬似的な協力プレイが可能になるという仕組みだ。プレイヤーはこの機能を戦略的に使用して局面を打開していく。

「レザボア・ドッグス」がゲーム化されるのは今回が初めてではなく、スクウェア・エニックスに買収される前のEidos Interactiveが2006年にPCやコンソール向けに開発・発売している。こちらは映画を再現しつつ、「ミスターブロンドはどうやって警官を拉致してきたのか」や「ミスターブルーはどこいった」といった、映画では描かれなかったシーンとシーンの間の出来事をプレイできた。今回発表された本作はどのくらい映画を再現するのかまだ不明だが、熱狂的なファンが多い映画だけに、その出来には注目が集まりそうだ。


*オリジナルの映画版トレイラー

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国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。