Global Sites
『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』は“キャラいっぱい多彩アクション”が限界突破。「誰でも」「どんな遊び方でも」楽しさ深まる新システム、先行プレイ感想
『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』では遊び方がさらに進化。ソロモードも充実し、育成要素も強化されている。本稿ではそんな本作の先行試遊レポートをお届けする。

Cygamesによる新作アクションRPG『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』(以下、エンドレスラグナロク)の発売に先駆けて、メディア向けの試遊会とグループインタビューが実施された。弊誌は今回本イベントに参加できる機会をいただき、新キャラや新コンテンツを試遊することが出来た。本稿では同イベントにおける試遊レポの内容をお届けする。また同イベントではグループインタビューを実施しており、そちらの内容は別記事にてお届けする。
『グランブルーファンタジーリリンク』は、原作に『グランブルーファンタジー』を持つスピンオフゲーム作品だ。『グランブルーファンタジー』は2014年3月にリリースされたCygamesのブラウザゲームで、今年で運営13年目の長寿タイトル。2020年にはスピンオフの格闘ゲームである『グランブルーファンタジーヴァーサス』が発売され、そのほかにもアニメやコミックなど多くのメディアミックスが広範に展開されている作品でもある。『リリンク』はそんな『グランブルーファンタジー』フランチャイズに属する作品というわけだ。キャラアクションの多彩さ、原作譲りの成長・育成要素やマルチプレイの協力バトルが高く評価され、セールス200万本を突破する人気作でもある。

そして、その『リリンク』の大型拡張となるのが、『エンドレスラグナロク』だ。『リリンク』はもともと3回のアップデートまでしか予定されていなかったところ、予想を大きく上回る好評価とユーザーの声に応える形で急遽開発が決定。ゲームデザインの都合上、単発的なアップデートでクエストやキャラを追加していく方針ではクオリティやゲームバランスの調整が難しいと考えたとのことで、新たに超大型の拡張タイトル『エンドレスラグナロク』として登場したかたちだ。そんな本作では、「新難易度のクエスト」「新ゲームモード」などの新コンテンツが追加される。それぞれ以下で個別に見ていこう。
続々追加される人気キャラ、そして新たな歩み
まずストーリーについて、『エンドレスラグナロク』のコンテンツは前作である『リリンク』が一定進行したところから開始される構造となっている。具体的には、『リリンク』で「プロトバハムート」と戦うクエストのクリア後が、『エンドレスラグナロク』のストーリー開始地点にあたる。とはいえ、『エンドレスラグナロク』で追加されるコンテンツやシステム自体はその前から解放されているものも存在する。実際にどのコンテンツがどのタイミングで解放されていくのかについては、今後順次詳細が発表されていくようだ。
新キャラはプレイアブルとして6体の追加が決定している。まずはマギラフリラとガランツァ。この二人は『リリンク』で敵勢力として登場した人物だが、本作ではプレイアブルキャラとして味方で加入。マギラフリラは特にユーザーからの人気が高くプレイアブル化が強く望まれていた背景もあり、待望の参戦となるわけだ。


次にベアトリクスとユーステス。こちらは原作からの加入となるキャラたちだ。原作で「組織」という団体の所属としてゼタ/バザラガと共に活躍することが多く、この二人が『リリンク』に実装済みなこともあり、満を持しての参戦と言えるだろう。またユーステスとベアトリクスは同じくスピンオフの格闘ゲーム作品『グランブルーファンタジーヴァーサス ライジング』にも登場しており、一部アクションやモーションの共通項がある。『グランブルーファンタジー』シリーズを横断的にプレイしているプレイヤーであればさらに楽しめるだろう。


最後にフラウとフェディエル。こちらも原作からの登場となるが、『リリンク』本編の序盤から加入可能なユーステスとベアトリクスとは違い、こちらは『エンドレスラグナロク』のストーリーに深く関わる形での参戦となる。


以上の6キャラが、ゲーム内に登場する6つの属性にそれぞれ1人ずつ割り振られる形で追加される。また、プレイアブルキャラ以外に新ボスキャラが多数追加予定となっており、特に原作でも非常に知名度が高い「ザ・ワールド」と“バブさん”の愛称 で親しまれる「ベルゼバブ」などは注目だ。フラウやフェディエルのほか、ベルゼバブやザ・ワールドも、どのように『エンドレスラグナロク』のストーリーに関わっていくのか、今から期待が高まるところだ。
誰でも、どの型も使えるような新育成システム
続いて、新バトルシステムである「召喚」について。『リリンク』は基本的に4名のキャラが連携して戦うアクションRPGとなっているが、「召喚」はそこへさらにバトル中に召喚キャラを制限時間付きで呼び出し、プレイヤー自身が直接操作して戦えるという新システムになっている。

召喚石は最大4種類まで装備して持ち込むことができ、バトルの展開に応じて使い分けられるようになっている。もっともスタンダードな使い方は敵の危険な攻撃に対するカウンターとしての活用だ。召喚中の操作キャラは無敵状態のため、敵の危険なラッシュ攻撃などに合わせて召喚し、一方的に攻撃し続けることが可能。ブレイク状態も狙いやすく、非常に強力な戦法となっている。
ほかにも敵を凍結させたりスタンさせたりする召喚、回復アイテムを増やしたり無敵になるバリアフィールドを展開しながら戦ってくれる召喚なども存在し、戦闘の局面やキャラの能力や性能と組み合わせて多彩なアプローチを取ることが可能なシステムとなっている。戦局を一転させる力があり、まさに切り札として使うことができるだろう。

もうひとつの目玉が、新たな育成システム「マスタースキル」だ。本作には全28体のキャラが登場するが、開発陣はそのすべてについて「前作でやり込んだキャラでも あらためて新鮮に遊べるようにしたい」「すでに極めたプレイヤーでも さらに上を目指せるようにしたい」と考えたという。その背景にあるのが、前作で見えてきた課題だ。キャラごとの最適な立ち回りがユーザーの間で固まっていくにつれ、いわゆる“メタ”が形成され、ほとんど使われないアビリティ等が出てきてしまう。それはビルドの幅を狭めることにもつながり、もったいない。用意されたアクションすべてにきちんと使いどころがあり、実戦で活きるようにしたい。そんな狙いから生まれたのが「マスタースキル」だという。

このシステムでは各キャラは3種類の異なるバトルスタイルを持ち、選んだスタイルによってバトル中の狙いや重要になるアビリティ、ひいてはアクションの組み立て方そのものが大きく変化するというシステムになっている。たとえば、強力だが当てづらいアビリティを、フルチャージで的確に当てるとリキャストが即座に回復してすぐ撃ち直せるといった具合に、同じキャラでもスタイル次第でまるで別物の立ち回りが要求される。キャラクター によっては条件を満たすことで解放されるスタイル専用の新モードや 新技も存在するという。
また、バトルシステムでは「アシスト操作」の仕様も変更された。前作『リリンク』では一定難易度以上では使用できない機能だったが、『エンドレスラグナロク』では使用可能範囲が拡大しており、『リリンク』では使用できなかった難易度「マニアック」「プラウド」を含め『エンドレスラグナロク』のエンディングまでアシスト操作でプレイ可能になっている。前作において、アシスト操作を利用するプレイヤーがエンドコンテンツや後半のバトルを楽しむことが出来なかったという声に応えての実装となっており、より多くのプレイヤーに『エンドレスラグナロク』をフルで楽しんでもらうためのきっかけになることを狙っているという。
プレイヤーの遊び方も、さらに幅広く
続いては、試遊レポとして、追加コンテンツの残り2柱(新追加難易度と極沌空所)についてお届けする。
試遊はまず『エンドレスラグナロク』からの新難易度「カオス」が解放されるところからのスタート。本作の新たな成長要素や新クエストなどは基本的にこのカオス難易度で遊ぶことになる。そして実際にカオスの新クエストを遊ぶ前に、メニューでは前述の新システム「マスタースキル」を弄ることも可能となっていた。

「マスタースキル」ではまずパーティ共通のリソースである「MSP」を各キャラに割り振ることで「マスターレベル」をあげていくことが重要となる。このマスターレベルに応じてキャラの能力値が純粋に上昇していくほか、「マスタースキル」を習得・セットできる数などが増えていく。各キャラには「マスタースタイル」が3つ存在し、そのキャラの戦闘スタイルを定義づける強力な効果が紐付いている。たとえばグランの場合は「Class Lv強化」「回復アビリティ強化」「かばう特化」の3つのスタイルが用意されている。アタッカー、ヒーラー、タンクというRPGの代表的な3ロールを意識した、実に主人公らしいスタイル構成と言えるだろう。

そしてこれらのスタイルにはそれぞれ対応する「マスタースキル」が存在し、発動したいものを自由に選択しセットすることが出来る。このマスタースキルは実はスタイルを跨いで選択することが可能で、たとえばグランならこの3つのスタイルから1つずつスキルを選んでセットすることも出来る。しかし、同じスタイルに属するスキルを一定数セットすることで「スタイル強化」と呼ばれる特殊効果が発動しさらにキャラが強化されるため、基本的には主軸となるスタイルをひとつ選びそのスタイルに属するマスタースキルをメインにセットしつつ、他のスタイルから重要で強力なスキルだけ厳選して拝借する、という育成になるのではないかと思われる。


実際のクエストの試遊では「怪異」「阿鼻叫乱」「ごっつぁん蟹秋楽」の3つがプレイ可能になっていた。前半2つはオーソドックスなボス戦クエストだが、最後の「ごっつぁん蟹秋楽」は巨大な蟹と円形のフィールド上で戦闘し、相手をフィールドから押し出して落下させることでダメージを与えていくという、明らかに「相撲」がコンセプトのギミックバトルとなっていた。
筆者はせっかくなので『エンドレスラグナロク』からの新プレイアブルキャラである「マギラフリラ」「ユーステス」「ベアトリクス」をそれぞれのクエストでプレイ。各キャラの所感としては、マギラフリラはいわゆる「浮遊する大量の魔剣を自在に操る」タイプの遠隔キャラで、基本コンボの他にこの魔剣を一斉射出するための独自のゲージリソースがあり、これを適切に運用する必要がある。
ユーステスはライフルを持った遠隔キャラで、装填された弾を撃ちきったあとタイミングよくリロードボタンを押すのが重要だ。移動入力をしながら射撃をすることで銃撃ごとにステップすることも可能で機動力にも優れているが、足を止めて撃った場合は射撃間隔が露骨に短くなるため、火力を出すためには位置取りも重要になってくるだろう。また、一定回数射撃やリロードをしてゲージを溜めると強化弾が装填され強力な銃撃を行うことが可能となっている。最後に「ベアトリクス」は戦闘中に3つのモードを切り替えることが出来る近接キャラ。時計のようなUIでモードを選んで戦闘を進めていき、条件を満たすと「クロック・オー・デルタ」を発動し強化状態に入ることが可能。いずれも各キャラの特徴が色濃く反映されており、『リリンク』らしい、ユニークなアクションが楽しめた。

次に、新たに追加されるシングルプレイ用新ゲームモード「極沌空所」も試遊の機会をいただくことが出来た。この「極沌空所」、端的に言えばいわゆる「ローグライト」モードとなっている。各「部屋」で短い戦闘やイベントをこなし、ランダムに提示される3択の報酬から一つを選んでパーティとキャラを強化していき、次に入る部屋を選び、時には休憩やショップ部屋などを挟みつつ、強力な敵が待ち受けるボス部屋を攻略し、最後の部屋まで攻略を完遂して報酬をもらう。
かなりオーソドックスな「ローグライトモード」の構成をしているので、細かいチュートリアルがなくても他のタイトルの経験から直感的に遊び方が理解できるというプレイヤーも多いだろう。報酬ではキャラの成長アイテムなども多数獲得できるようになっており、ローグライト特有の毎プレイでの変化を楽しみつつも育成を進めていくことが出来るシングルプレイ用のやり込みコンテンツとなっている。


ユーザーからの熱烈な支持を受けた『グランブルーファンタジーリリンク』。『エンドレスラグナロク』になるにあたっては、前作プレイヤーのやりこみによって固定化された“メタ”に対し新たな選択肢を提供したり、ソロでも十分に楽しむことのできる新たなモードの詳細も明らかになった。幅広い遊びを提供する『エンドレスラグナロク』は、さらに進化した遊びを提供してくれるだろう。リリースの近づく本作について、期待がより高まるイベントとなった。
『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』は、PS4/PS5/Nintendo Switch 2/PC(Steam)向けに7月9日リリース予定だ。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。


