Riot Games、『League of Legends』2016シーズンに向けたシステムの大変更を告知。ソーシャル機能の強化やクラフトシステムなど

Riot Gamesは11月4日、『League of Legends』2016シーズンに行われるシステムの変更内容を告知した。ゲーム内の変更調整から、Ranked Gameシステムの刷新、チャンピオン習熟度に対する褒賞制度、ソーシャル機能の強化など、多岐にわたる概要が公開されている。

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プレシーズン: ゲーム内の変更

既に告知されているようにマークスマンのアップデート、マスタリーの変更、アイテムの変更と調整、Rift Heraldの追加、視界アイテムの変更、新規アイテムの追加などが改めて告知されている。詳細はPBE(Public Beta Environment)でテスト中だが、毎日変更が行われている状況なので、プレシーズン開始時に改めてお伝えしたい。

 

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ドラフトでの新しいチャンピオン選択システム

ドラフト(Pick & Banのあるモード)での既存のチャンピオン選択システムが刷新。クライアント上部にある「Play」ボタンを押すと、まず2つのポジションを選ぶこととなる。ポジションは「Top」「Jungle」「Mid」「Bot」「Support」「Fill(他プレイヤーの希望を優先し空いたポジションを希望)」という選択肢が用意されている。2つのポジションを選び終わると「Queue Up(キューを入れる)」のボタンが押せるようになり、これを押すとマッチングが始まる。マッチングが完了し試合への参加プレイヤーが決まると、Banフェーズが始まる前に、どのチャンピオンを使うつもりなのかをチームメンバーに知らせる「Pick Intent」を決めるフェーズが新たに追加される。これにより、Banフェーズでチームメンバーが使いたいチャンピオンをBanしてしまうことを避け、チーム構成に適したBanを行うことができる。

Pick Intentを選択した状態の画面。チャンピオンの最終Pickはこの後Banフェーズが終了した後可能になる。
Pick Intentを選択した状態の画面。チャンピオンの最終Pickはこの後Banフェーズが終了した後可能になる。

Banフェーズも仕様が変更され、「最後にPickを行う3人」がそれぞれBanするチャンピオンを1体ずつ選択するように変更される。Banフェーズが完了すると、今までと同じようにPickフェーズが開始される。

PBEに11月4日に実装されたチャンピオン選択の様子。UIも完全に一新されている。

 

Ranked Gameが刷新、キューの人数制限を撤廃

2015シーズンまでにあった「solo/duo」キューは「dynamic group queue」に置き換えられ、3人以上のプリメイドメンバーでRanked Gameにキューを入れることができるようになる。チームメイトとしてキューを入れられるメンバーは、現在のデュオキューの制限と同様、近いランクのメンバーでなければならない。また、ノーマルのマッチングシステムと同様、プリメイドの人数はマッチングの際にも考慮されるようであり、5人のプリメイドチームでキューを入れた場合、95%の確率で対戦相手も5人のプリメイドチームになるとのこと。

「solo/duo」キューが廃止され、5人プリメイドでのRanked Gameができるようになるが、Ranked Teamモードは今までどおりプレイ可能。「Ranked Teamは、ある程度固定されたメンバーでの技量を競うものだから」と告知では説明されている。ただ、Ranked Teamにはプロチームを目指す登竜門という役割があるため、2016シーズンの節目にあたり、いくつかの改善を施すとも言及されている。

また、Dynamic Group queueの実装と同時に、あらゆるプリメイドグループに対し、試合後に獲得できるIPが増加するプロモーションを行うとも予告されている。

 

その他の改善点

30分以上にもわたる高レートプレイヤーの長いマッチング時間は、長い間問題になり続けていた。2016シーズンからは、キューを入れた高レートプレイヤーに30分以上のマッチング待ちが生じると、マッチング時のMMR(マッチメイキングレート)幅が広がり、それ以上のマッチング時間が短縮・最適化される。

また、Gold 1未満のランクでは、一度プロモーション(ランク昇進試験)に失敗すると、次のプロモーションの際には必要な勝利数が1少なくなる「Promo Helper」が導入されることも予告されている。

 

戦利品とクラフトシステム

ゲーム中の目標を達成することで、チャンピオンやスキンを獲得できる新システム「ヘクステッククラフト(Hextech Crafting)」が導入される。詳細は明かされていないが、現時点での概要が告知されている。

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このシステムでは、チームを組みフレンドと競い合うことで「Mastery Chest」と「Key」を獲得することができる。入手した「Mastery Chest」を「Key」で開けることにより、7日間使用可能~永久獲得の範囲で、スキンやチャンピオンを獲得することが可能だ。
KeyやKey Fragment(鍵のかけら)は、試合に1勝するたびに、ランダムで手に入るようになっている。ソロよりもフレンドといっしょにキューを入れる方が、これらが手に入る確率は高く設定されているとのこと。「Key Fragment」は、一定数入手するとクラフトによりKeyに仕立てることができる。

Mastery Chestは、その試合で個人的・チーム的にどれだけのパフォーマンスを見せたかという等級評価によって獲得数が左右される。1年間に取得できるChestの数は現在調整中だが、Chestを獲得できる他のモードやイベントを検討しているとのこと。また、Chestはストアでの販売も検討されているそうである。こういった褒賞は、クラフトにより他のコンテンツに替えることができる。

クラフティングテーブルでは、手に入れたコンテンツの獲得手続きを行ったり、内容変更を行うことが可能だ。不要なアイテムはエッセンスに変えることができ、このエッセンスを使用すれば他のアイテムをアップグレードすることができる。たとえば、期限つきのレンタルスキンを、永久獲得にしたりということが可能となる。また、獲得したコンテンツをリロールし、同種のアイテムに変更することもできる(3回まで)。

このクラフトシステムは11月4日現在のPBEでは未実装だが、数か月以内にテストが行われるとのこと。「段階のある健全な褒賞システムを作り上げること」が目標と、告知内では述べられている。

 

ソーシャル機能の強化

新シーズン開始にともない、ゲームを遊ぶためのソーシャル機能が大きく強化される。交流を意図した大規模なグループである「クラブ」と、そのままキューに入れる小規模なグループである「パーティー」の二つが追加、スマートフォンからフレンドリストにアクセス可能なアプリもリリース予定。

新しく導入される「クラブ」は、プレイヤーが組織・運営するソーシャルグループのこと。クラブには会員全員が参加するチャットルームが備え付けられ、クラブ会員の交流やゲームへの参加を促進するためのソーシャルハブとしての機能が意図されている。クラブリーダーは全ての管理権限を持っており、クラブへの招待や会員の強制排除等が可能。クラブリーダーは任意の会員に権限を分け与えることもできる。ゲーム中ではサモナーネームの前にクラブのタグが表示されるが、同時に複数のクラブに所属することも可能となっているため、ゲーム中で表示するタグは選択可能になるそうである。クラブ機能のローンチ時には、クラブの人数上限は100人とされているが、今後時間をかけて拡張していく予定とのこと。

「クラブ」よりも小規模なフレンドのグループを記憶しておく「パーティー」機能も実装される。この機能は同じメンバーで何回もキューを入れる際に便利な機能となる。パーティーを準備しておけば、パーティーのリーダーがキューを入れると、自動的にパーティーのメンバーも同じキューを入れることとなる。試合を終えた後もパーティーのメンバーは自動的に同じキューに入り、グループチャットも維持されるので、再び同じメンバーでゲームをすることが簡単になるとのこと。

 

スマートフォンアプリ

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「League of Legends Friends」のスマートフォンアプリがリリースされる予定。従来まではクライアントからのみアクセス可能だったフレンドリストにアクセスできるアプリで、チャットなども全て同期される。AndroidおよびiOS向けに2016年初めにリリース予定。

 

新クライアントのアルファテスト

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さらに、以前より予告されていたクライアントそのもののアップデートも、アルファテストが行われる。新クライアントでは、新技術を用いてフレームワークを作り直しながらも軽量化を目指している。公開されているスクリーンショットによると、効率化されたUIや、上述のソーシャル機能を前提としたデザイン、ハングアウトスタイルのチャットウィンドウなどが採用されているようだ。年が明けてから、サモナーレベル30に到達済みで、ゲーム中の振る舞いが良かったアカウントを優先的に、アルファテストへの参加者を募るとのこと。

 

以上の変更は今までのゲーム体験を大きく変えるものであり、コミュニティではさっそく活発な議論が行われている。特にRanked Gameの人数制限撤廃については「プリメイドの4人組に混ざってしまったソロプレイヤーの悲劇」などについて言及されており、ユーザーの間でも賛否両論の模様。「プレイヤー同士のコミュニケーションを推し進める」という哲学に沿った変更だが、ユーザーにとってはゲームに対する接し方を大きく変えるものであり、開発運営チームとコミュニティの間で盛んな意見交換が続くことだろう。

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