イチャラブアクションRPG『Haven』はやっぱエロス。『桃太郎電鉄』新作は形成逆転要素多め。『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』がとにかく長い。今週のゲーミング

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。263回目です。今年も残すところあとわずか。


クルーザーで日光浴するもよし

今週は『Maneater』を再プレイしていました。サメになるオープンワールドゲームです。本作はやや低価格ということもあってか、クエストのボリュームやバリエーションはそこそこ。ただグラフィックが美しくディテールも富んでいるため、海を何気なく泳いでいるだけで楽しい。近くで戯れていた人間が逃げ惑ったり、そんな人間をちょっと噛んじゃっただけでハンターに撃たれたり、ほかのサメやワニなどがちょっかいを出してくることもあるけど、殺伐としているだけのゲームではないのです。

フルコンプした後は人間や魚を食べても特にリターンはなく、もう目標となるものはない。でも海中にはいろんな魚がおり、かわいいアザラシに出会えるエリアもある。本作は、そうした海や泳いでいる際の表現が素晴らしいため、たまに帰りたくなる作品です。PC版はNVIDIA Anselに対応しているようですが、コンソール版にもフォトモードを追加してほしい。
by. Taijiro Yamanaka


3部作を一気に遊んでるような

決まった運命を辿る世界。奇品を求める魔女と人形。世界の裏側に広がる、整備されたダンジョン。今週も『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』をプレイしています。現在のプレイ時間は70時間ほど。ストーリーとしても、ダンジョンRPGとしても、そろそろ終わりかな?という箇所はすでに何度も通っているんですが、その度に広がりや奥行きが増していき、未だ全体像が見えていません。未消化の伏線や未踏破のダンジョンもまだまだ残されているので、先は長そうです。きっと2回ぐらい変身を残している。

長い作品にも色々あると思うんですが、本作の長さは単純な作品のボリュームから。2本から3本分の作品を1本に詰め込んだような内容が、膨大なボリュームを生み出しており、プレイしていて往年の長編RPGを思わせます。まだまだ先は見えませんが、相変わらず悲劇が安く、死体もたくさん転がっている世界を、最後まで見届けたいところです。
by. Keiichi Yokoyama


令和に復活した極悪非道なパーティゲーム

巷で話題の『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』をプレイしてみました。筆者がシリーズ作品で最後に遊んだのはプレイステーション版。当時の作品と比べると、キャラクターデザインも一新されており、グラフィックも格段にパワーアップ。新鮮な気持ちで楽しめました。フレンドとオンライン上で遊べるのも現代的ですね。

とはいえ、“説明不要”のシンプルかつ親切なゲームシステムは変わらず。サイコロを振って誰よりも早く目的地を目指す。物件を買って利益をあげる。そして入手したカードで友人の邪魔をする。キングボンビーをなすりつける。行動可能なアクションを選択していくことで、誰でも簡単に極悪非道な戦略が編み出せます。

その中で変化を感じたのが、形勢を逆転させる強力なカードが増したこと。サイコロの出目を自由に決められる効果が複数回発動できるスペシャルズカード。カードを使い切るまでサイコロが6個振れるロイヤルEXカード。そんなのあるのか!と突っ込みたくなるようなカードがてんこ盛りで、終始ガヤガヤしていました。年末年始の決戦に向けて、今から収録カードをこっそり勉強していきたいと思っております。
by. Tetsuya Yoshimoto


どんな顔でプレイすれば

11月末からゴタゴタが続き、ゲームを遊ぶ余裕がなかったのですが復活気味。自炊とゲーム消化ができるようになってきました。そんな中で、やはりインパクト強めなのが『Haven』です。駆け落ちしたカップルが惑星を探索するアクションRPGです。Xbox Game Pass対応ということで、遊んでいるユーザーも多いのではないでしょうか。主人公ケイとユウのイチャイチャ要素がひとつの醍醐味である本作。ふたりの関係性の描写に力を入れているということで、とにかくイベントが多い。何をしてもフルボイス付きの会話が展開され、このふたりが好きになれるなら、大変楽しげなゲームと言えると思います。

ただイベントが多いですし、カップルを描写しまくるゲームということで、夜の話もかなり出てきます。特にレベルアップ扱いの乾杯イベントでは、ふたりは何かに理由をつけてベッドインしたがる。話が進むほど生々しい描写も増えてきて。セクシャルなゲームとして期待するのはやはり違うと思いますが、やたらと生々しい親密描写は多いですし、やっぱりこのゲームエロスだと思います。CERO Dなだけありますよ。探索も戦闘も丁寧にまとまっており、ストーリー展開もほどよく緊張感があり。ただイチャイチャするだけのゲームではないので、そこは強調しておきます。
by. Minoru Umise