『Slay the Spire 2』ついに初の大型アプデ到来。アイアンクラッドの“新カード”や「アクロバット」アンコモン化など、これまでのベータアプデ要素ぜんぶ盛り

Mega Critは4月17日、『Slay the Spire 2』メインブランチ向けのアップデートv0.103.2を配信した。

デベロッパーのMega Critは4月17日、『Slay the Spire 2』メインブランチ向けのアップデートv0.103.2を配信した。本作の早期アクセス配信後初のメジャーアップデートとなり、これまでのベータブランチで行われてきた変更がすべて反映されたものとなっている。

『Slay the Spire 2』はMega Critが手がけるデッキ構築型ローグライクゲームだ。2017年に早期アクセス配信を開始し人気を博した『Slay the Spire』の続編として、今年3月6日にリリースされた。本作では、プレイヤーは三層に重なる塔をモンスターとの戦闘を挟みながら登頂していく。戦闘は毎ターンデッキから引かれる5枚のカードの中から行動を選択して進行。カードは戦闘報酬などで1枚ずつ入手でき、塔を登るたびにデッキ構成が変化していく。こうしたローグライク要素による予測不能なプレイ体験が、本作の大きな特色となっている。 

今回のアップデートにおける各キャラクターの大きな変更点として、まずアイアンクラッドには、「HPを10回復する。廃棄」の効果を持つ、2エナジー・スキルカード「未だ倒れず」が追加された。また、「7ダメージを与える。このターン、ブロックを得るたび、5ダメージを与える」の効果を持つ「グラップル」がカードプールから削除。ほかに「威圧」、「焚きつけ」、「悪意」、「戦いの予感」などがリワークされている。

またサイレントでは「墨の刃」がリワーク。「このターン、アタックをプレイするたび、ターン終了時まで筋力2を得る」という効果から、「墨塗りのナイフを2枚、手札に加える」へと変更。「墨塗り」は新しく追加されたエンチャントで、「追加で2ダメージを与え、脱力1を付与する」という効果をカードに付与する。ほかには「アクロバット」がコモンからアンコモンへと変更。他キャラクターのドロー系カードとレア度の整合性を図るためだという。またスライビルドが支配的にならないように全体的に調整が加えられている。

なお、サイレントに関してはベータブランチ向けのアップデートv0.101.0にて、スキルカード「準備」に大幅なリワークが施行されたが、これに反発するプレイヤーからSteamでレビュー爆撃が発生。結果的にMega Critが翌週のアップデートで性能を元に戻すという展開があった(関連記事)。この度のメジャーアップデートは最新のベータブランチの内容を反映しているため、「準備」もリワーク前のものとなる。

リージェントにおいては、レア・1エナジーのパワーカード「武器庫」がリワーク。「無色カードをプレイするたび、筋力1を得る」という効果から、「カードを作成するたび、筋力1を得る」に性能が変更。あわせてリージェントのレリック・レガライトも、「無色カードを生成するたび、2ブロックを得る」から、「カードを生成するたび、2ブロックを得る」へと変更。リージェントの無色カードビルドが撤廃され、より汎用的な性能となっている。開発元によれば、リージェントの変更点は多くが強化要素であり、これによって他のキャラクターより弱いという懸念点は解消されるはずとのこと。

ネクロバインダーではアンコモン・0エナジーのスキルカード「借り物の時間」がリワーク。「自身に破滅3を付与する。1エナジーを得る」という効果から、1エナジーで「4エナジーを得る。このターン、カードのコストは1エナジー増加する」という効果に変更。これによって「埋葬」や「刈り取り」といった高コストカードとの相性がよくなるとのこと。

なお、ディフェクトは他のどのキャラクターよりも変更点が少なく、一部で強化と弱体化があったのみとされている。

また、エンシェントに一部バランス調整が加えられたのにあわせて、ネオーが提供するレリックが5つ追加されている。

Hefty Tablet「3枚のレアカードのうち1枚を山札に加える。負傷カードを1枚山札に加える」
Neow’s Talisman「ストライク1枚と防御1枚をアップグレードする」
Neow’s Bones「取得時、ランダムなネオーのレリックを2つ取得する。山札にランダムな呪いを1枚加える」
Phial Holster「取得時、ポーションスロットが1つ追加され、ランダムなポーションを2つ入手する」
Winged Boots「次の部屋へ移動する際、3回まで経路を無視することが出来る」

ボスやエリートにおいても、いくつかの敵で修正が行われている。特に「蠢く群生体」はベータブランチにて頻繁な調整が行われており、強化と弱体化が繰り返されていた。4月3日配信のv0.102.0では、行動サイクルからブロック生成ターンが削除され、すべてのターンで攻撃を行う好戦的なエリートに変更された(関連記事)。ちなみにその翌週に配信されたv0.103.0では体力が74から70へと減少する弱体化が施されている。パッチノートに具体的な記載はないものの、メジャーアップデートではこうした変更点がすべて反映されているのだろう。

また「ドアメーカー」もベータブランチにて頻繁に調整が施されていた。ドアメーカーは、最初はドアの状態で登場し、一定ダメージを与えるとドアメーカーへと変化するユニークなボスだ。サイクル上の変更点としては、ドアメーカーのターンにて、プレイヤーの行動を妨害するさまざまなバフ効果を自身に付与するようになった。より戦略性の高い戦い方が求められるだろう。また、ベータブランチでは、最初は無敵の体力を持つドア状態で登場し、1ターン目の行動でドアメーカーに変化するというシステムに変更されていた。こちらについてもパッチノート上の記載はないが、変更がなければこの調整のままメインブランチへと導入されているだろう。

なお、本作は早期アクセス期間中のゲームであり、こうしたメインブランチにおける変更点も恒久的なものではなく、将来的にさらに変更が施される可能性はある。Mega Critはバランス調整は今後1年か2年ほど続く予定として、完成版に向けてユーザーとともにゆっくりと形を整えている最中だと伝えている(関連記事)。また、Mega Critはユーザーのプレイフィードバックを重要視していると語っている。プレイ中にF2 キーで開発元にフィードバックを送ることが可能なので、バグやバランスなどで気になった点があればそれを運営に伝えてみるのもよいだろう。

『Slay the Spire 2』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。 

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Kousetsu Taguchi
Kousetsu Taguchi

レトロゲームショップに入ると真っ先にセガサターンのコーナーを確認するタイプです。

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