“20か月間音沙汰なし”人気低迷PvPvE脱出FPS『Marauders』公式、突如大型刷新アプデ計画を表明。「ずっと開発に集中していた」として

Small Impact Gamesは4月22日、ディーゼルパンクPvPvE脱出FPS『Marauders』に大規模なアップデートを計画中だと発表した。

パブリッシャーのTeam17/デベロッパーのSmall Impact Gamesは4月22日、『Marauders』に大規模なアップデートを計画中だと発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Marauders』は、2022年10月4日に早期アクセス配信開始されたディーゼルパンクFPSだ(関連記事)。プレイヤーは“Marauders”と呼ばれる宇宙傭兵として、宇宙船を駆ってフリゲート艦や小惑星などに潜入。単独、あるいは最大4人までのチームで、敵対プレイヤーや敵AIと戦闘しながら戦利品の略奪をおこなう。第一次世界大戦が終結せず、産業化も限界を迎えた地球から人類が離れ、ディーゼル機関が現役のレトロな雰囲気のまま宇宙開拓時代に達した「ディーゼルパンク」の世界観も持ち味のひとつだ。

前述の通り、本作は2022年10月4日に早期アクセス配信開始された。当初の計画では、早期アクセス期間は12か月から18か月と見積もられており、公開されているロードマップでも2023年末までの計画しか示されていなかった。しかし、2026年現在も早期アクセスは終了しておらず、アップデートは2024年8月17日を最後におこなわれていない。Steamのストアページでも、本作が早期アクセス版であるという説明に「開発者による最後のアップデートは20か月以上前です」という警告が表示されている状況だ。

こうした状況もあってか、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で1万3419件中好評率が68%にとどまる「賛否両論」ステータス。リリース当初は最大1万4000人以上を集めた同時接続プレイヤー数も、直近では、一日当たりのピーク時のプレイヤー数が10人以下ということも珍しくない(SteamDB)。Steamのユーザーレビューでもマッチングが全くおこなえないという声が目立っている。

このような中、突如告知されたアップデートの計画では、開発者が長い間沈黙を守ってきたことを謝罪しつつ、これまでゲームの開発に集中してきたと説明。当初、修正作業として始まった予定のものが、より大規模で不可欠なものに発展し、小規模なアップデートを繰り返すのではなく、これに注力することに決めたという。核となるシステムや、必要なメカニクスを再構築し、「単なるパッチではなく『Marauders』を本来あるべき姿にするための全面的な改修」をおこなっているとのこと。

発表によれば、現状ではまだリリース日を共有できる段階になく、確実に達成できると確信できるまでは日程は設定しないとしている。次回のアップデート内容は、コミュニティテスト用の「テクニカルストレステスト」ブランチとなる予定で、近日中にさらに情報が示されるようだ。

すでに開発が放棄されていると思われていた『Marauders』に、突如としておよそ20か月ぶりのアップデート予定が示されたことは、プレイヤーから驚きの声をもって迎えられているようだ。Steamでの告知には本稿執筆時点でおよそ300件のコメントがついており、X上でおこなった告知にも期待の声が寄せられている。

とはいえやはり20か月におよび開発元からの報告が途絶えていたこともあり、“これまでずっと開発に集中してきた”といった説明に疑義を呈する声も見られる。現状では、アップデート内容にはまだ不明な部分が多いものの、長い間待ち続けたプレイヤーに待った甲斐があったと思わせる内容であることに期待したい。

『Marauders』はPC(Steam)で早期アクセス配信中だ。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Hiroyuki Furukawa
Hiroyuki Furukawa

好きなゲームがマイナーと言われると喜ぶ天邪鬼なゲーマー。アーケードゲームも嗜み、ゲームセンターにもひっそりと出没する。

記事本文: 47