『ファイアーエムブレム 風花雪月』DLCに納得。『FF14』の「追憶の凶星」はやること多い。『マルコと銀河竜』に満足。今週のゲーミング

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Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。224回目です。長期休みが懐かしくなる時期ですね。

 

美しくも奇妙な無料作品

今週は『The Indifferent Wonder of an Edible Place』をプレイ。国の歴史の複雑な部分を一掃するためインド政府が募集した、“建物を喰う人”なる職に就き、その仕事をこなす超短編作品です。真っ青な世界にたたずむ塔。その壁を正しい順番でひとつずつ引き抜き、ムシャムシャ食すたびに意味深な詩が現れる。

何とも奇妙な作品ですが、こうした表現には意味があるようです。インド北部では、政策よる州の分割時に街がひとつ消えた。また、ヒンドゥー教徒の聖地にイスラム教のモスクが建設され、やがて両者の対立の激化によりモスクは瓦礫と化し、大規模な暴動に発展。開発者によると、政府のこれまでの措置に対する抗議として、また歴史の消去という暴力と、空白の時間を生きる悲しみを表現するために本作を制作したとのこと。そうした背景を知った上でプレイすると、ゲーム内での各種表現がまた違って見えてきます。
by. Taijiro Yamanaka

 

良作がたくさん

『マルコと銀河竜』は、10年前に地球からさらわれ、過去の記憶を失った少女マルコが、銀河竜アルコと共に地球へやってきて繰り広げる短編ハートフルコメディADV。現在はトレジャーハンターとして銀河を駆けるマルコの目的は、宝の地図に映された「母親」を探すこと。マルコが「一番美味しい時に食べる」というアルコとの約束、銀河支配を目論む集団なども登場し、ストーリーが描かれていきます。

本作の特徴は、大量のCGとカートゥーン調のアニメーションによる演出。状況説明の代わりにCGを、戦闘シーンの代わりにアニメーションを使うことで、プレイフィールを損なわず作品全体の速度を早めており、ギャグもシリアスもテンポよく描写されています。また、クライマックスではテキスト量を増やし、マルコとアルコの物語に美しい花が添えられていました。クリアまでは3時間程度と短めですし、国内向けの価格はちょっと高めですが、その分中身は凝縮されていて、良質なテレビアニメを1シリーズ通して見たような満足感がありました。

今週はもう1本、空中魔法少女弾幕対戦ゲーム『Maiden and Spell』も遊んでいました。PVでも確認できるUIやBGMの良さにくわえて、ストーリーモードがボス戦だけ、1つの弾幕で3回までぶつかっても大丈夫なシステムになっており、掛け合いからは東方の血が感じられるので、対戦に興味がなくても遊べる作品になっています。
by. Keiichi Yokoyama

 

『FF14』の大型パッチは相変わらずやることが多い

『FF14』のパッチ5.2「追憶の凶星」を遊び倒しています。メインクエストは物語の核心が一つずつ紐解かれ、今後が気になる終わり方。伏線の回収やシナリオの引っくり返し方がミステリーのようで、さすがミステリー好きを公言する吉田P/Dだなと感じました。デイリークエスト「キタリ族」のシナリオも、プレイヤーの選択肢が古代文明の歴史として編纂されていくというもの。主観で物事を判断することの是非を考えさせられたメインクエストの後にプレイすると、判断に悩む部分も多いですね。NPCが可愛らしく、かなり愛着が湧いています。

コンテンツはもっぱら「希望の園エデン零式:共鳴編」に潜っています。今回のDPSのジョブ調整はかなりバランスが良く、「強ジョブ」に甘えないプレイヤーの腕が試されていると感じました。零式1層の「チェインライトニング」は、かなり好きなギミックです。対象との距離でデバフを受け渡すのが、少し新鮮でした。最終層である4層はかなりの歯ごたえ。早く踏破して船釣りにも行きたいところですが…果たして。
by. Aki Nogishi

 

基本やる気ないキャラが好き

『ファイアーエムブレム 風花雪月』のサイドストーリー、煤闇の章クリアしてました。ボリュームとしては事前のとおり7~10時間という感じでしょうか。プレイ時間だけでいうとかなりコンパクトで展開も駆け足でしたが、専用ルートを作ったり地下世界のフィールド構築をしたり、といったことを考えると、かなり手間をかけて開発されたのではないかなと。キャラクターの顔ぶれもなかなかよし。ユーリスは全人類が好きだとして、ハピの温度感はクセになりました。今思えばリンハルトも好きなので、やる気ないキャラが好きなのかもしれません。

今思い返せば今作のエキスパンション・パスはフォローアップとしての機能をうまく果たしていた印象です。『覚醒』『if』のDLCは、透魔編以外は番外編的な内容が多かった記憶があるのですが、今作のDLCは本編に組み込む内容が多く、周回要素を促進したり本編の設定を補足したり、連動している点が良かったと感じます。個人的には、クエストが増える系の充実が嬉しかったです。ただ一方で次回作はどうなるのかなあと思ったり。天刻の拍動はもはや不可欠だし、学園要素も外しづらそう。一方で同じ設定を続けるわけにもいかないでしょうし。『風花雪月』や『ヒーローズ』の成功を見ていれば、次回作も気合入ったものが出てくると思いますが、どんな形になるかは想像できません。想像できないからこそワクワクもします。

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