「Windows 10」、Steamでの使用率は発売から約1か月で16パーセントに。ローンチ以降急上昇、OSランキングの3位に浮上


Valveが運営する世界最大のPCゲーム配信プラットフォーム「Steam」 にて、Windows 10の使用率が8月度で16.39パーセントを記録した。2015年7月末のローンチ時点では3.22パーセントだったが、それ以降で13.17パーセン ト上昇した計算だ。PCゲーム界隈でOS移行に伴う問題が特に報告されていないためか、SteamでのWindows 10使用率は急激に伸びつつある。

これはSteamが1か月ごとに実施しているSteamユーザー向けのハードウェア&ソフトウェア調査に よって明らかになった情報。2015年8月度の結果で、上から「Windows 7 64bit」は39.71パーセント、「Windows 8.1 64 bit」は23.36パーセント、そして「Windows 10 64 bit」が16.39パーセントと並ぶ。また、DirectX 12に対応したGPUとWindows 10を併用して使用しているユーザーは16.32パーセント、同じ条件のGPUとWindows 10以前のOSを使用しているユーザーは47.15パーセントとなっている。

視点をWindows 10からOS全体に移すと、現在もSteamではWindowsユーザーが圧倒的に多いことがわかる。Windowsの使用率は95.76パーセントで、 Mac OS Xが3.22パーセント、Linuxが0.92パーセントと続く。ValveのLinuxベースOS「SteamOS」を搭載した「Steam Machine」は今年11月に発売予定となっており、この圧倒的なWindows使用率の牙城を崩せるのか気になるところだ。

2015年7月29日、Microsoftは最新OS「Windows 10」を正式リリースした。Windows 7および8.1からの無償アップグレードの提供により、Windows 10の普及台数は順調に増え続けている状況だ。現地時間8月26日の時点では、MicrosoftのWindows部門幹部Yusuf Mehdi氏より、Windows 10が7500万台以上の装置にインストールされていることが明らかにされていた。