任天堂、取締役社長に経営を担ってきた「君島達己氏」が就任。竹田氏は技術面、宮本氏はクリエイティブを担当へ

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任天堂は本日、同社の取締役社長に「君島達己氏」が就任したことを明らかにした。7月11日に岩田聡氏が死去して以降、取締役社長の座は空席となっており、代表取締役である竹田玄洋氏と宮本茂氏が社長業を代行していた。任天堂は今後、君島氏を筆頭とし、竹田氏と宮本氏の3人で新たな時代を築いてゆくことになる。

旧三和銀行出身、任天堂の経営担当

任天堂のプレスリリースにて紹介されている通り、君島氏は三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)出身の人物だ。同行の新橋点の支店長を務めたあと、株式会社ポケモンの代表取締役に就任。その後はNintendo of Americaの取締役やCEOなどを務め、2013年には任天堂の常務取締役、経営統轄本部長、総務本部長へと就任した。2014年には人事本部担当にも就任。任天堂の経営を担ってきた男が、新たな社長として岩田氏の跡を継ぐことになる。

また今回の発表に伴い、新たな職位である「フェロー」が発表され、2015年9月16日で新設されることとなった。このフェローとは、「代表取締役の中から選定し、高度な知識と豊かな経験をもとに、専門領域において組織運営に関し指導・助言を行う職位」だという。ファミコンやスーパーファミコンのチップ開発にたずさわり、ニンテンドー64以降のハードウェア制作を担ってきた竹田玄洋氏は「技術フェロー」に。また『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』などソフトウェア分野で貢献してきた宮本茂氏は、「クリエイティブフェロー」に就く。

前社長の岩田氏は、7月11日に胆管腫瘍により死去。それから約2か月にわたり社長の座が空いていたことから、岩田氏の死は任天堂にとっても予期せぬ出来事であったのかもしれない。同社は現在、DeNAと連携したスマートフォンゲーム市場への参入や、新型ゲームプラットフォームと伝えられている「NX」の開発、「Quality of Life(生活の質)」を向上させる健康事業などを推し進めている。長年続けてきた伝統的なビデオゲームだけではなく新事業を展開し、任天堂が新たな局面を迎えるなか、君島氏の手腕が問われることになる。

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