FPSの王者『DOOM』の帰還、ダブルジャンプや血みどろの処刑アクションなど新機能が続々判明

 

パブリッシャーのBethesda Softworksは、id Softwareが開発を担当するシリーズ最新作『DOOM』の最新プレイ映像を公開した。

新たな『DOOM』とは

「QuakeCon」から漏れ聞こえていた情報とほぼ同じ『DOOM』が登場したと見てよいだろう。今回公開されたゲームプレイ映像はプレスカンファレンスにて公開されたものをまとめた内容となっており、実際に披露された各要素は以下の通りだ。

  • シリーズ従来のヘルス&アーマー制を採用
  • 弾薬など多数のアイテムがマップ上に存在している
  • 敵を倒すことでも多数のアイテムがドロップされる
  • ダブルジャンプ(二段目のブースト移動)が搭載
  • 非常にグロテスクな処刑アクションで敵を次々と抹殺できる
  • プレイヤーキャラクター自身への処刑アニメーションも披露された
  • 敵の身体はかなり細部までバラバラに裂けて吹っ飛ぶ
  • 人間の腕を裂いて指紋認証装置に当てるシーンが披露
  • シネマティックなカットシーンや演出も存在する
  • 武器を持ち替える際にスローモーション演出が入る
  • ゲームエンジンには「idTech 6」を採用

おそらく多くの原作『DOOM』ファンは、期待半分不安半分といった感情を抱いたのではないだろうか。特に武器持ち替え時に発生するスローモーションに関しては、どうもゲームプレイのテンポを削ぎそうだとの印象が拭い切れない(ただしマルチプレイヤーモードにおける映像では、スローモーション演出は一切入っていない)。一方で原作に忠実なグロテスク、ゴア満載の表現や、テンポよく敵を処刑してゆく処刑アニメーションなどは、見ると思わず目頭が暑くなった。

なおこのほか、ゲーム中では「チェーンソー」、「ショットガン」、「コンバットショットガン(スーパーショットガン)」、「チェーンガン」、「ロケットランチャー」、「プラズマライフル」と、原作『DOOM』に登場したほぼすべての武器が登場している。

WADに代わる新機能「Snapmap」

また今回、超高速のアリーナシューター型マルチプレイヤーモードと共に発表されたのが、「Snapmap」モードだ。プレイヤーはカスタムツールを使用して直感的に“かなり複雑”なマップを製作できる。マップ上に弾薬が入った箱や炎が飛び出るパイプなどを設置し、さらに新規ルールを作成して、ほかのプレイヤーと簡単に共有することができるという。

カンファレンス中に言及はされなかったが、『DOOM』にはユーザーがマップや武器を作って共有するWAD(Mod)文化があり、このSnapmapはそれに代わるモードになると考えてよいだろう。また興味深いのが、このSnapmapが新作『DOOM』だけでなく今後リリースされるidのシューターにも対応するということだ。現時点で『DOOM』以外のどのタイトルに対応するかは明らかにされていないが、彼らが「Snapmap」を家庭用ハードでも使用できる「Mod」の代替えツールと捉えていると考えると面白い。

新作『DOOM』は2016年春にリリース予定だ。対応プラットフォームはPCPS4/Xbox One。