デッキ構築型ローグライククレーンゲーム『ダンジョンクロウラー』11月22日にSteam早期アクセス配信へ。クレーンゲームでゲットしたアイテムで敵とバトル

デベロッパーのStray Fawn Studioは11月8日、デッキ構築型ローグライククレーンゲーム『ダンジョンクロウラー』を11月21日に配信すると発表した。

デベロッパーのStray Fawn Studioは11月8日、デッキ構築型ローグライククレーンゲーム『ダンジョンクロウラー』を11月21日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Android。Steamでは早期アクセス配信となり、また時差の関係で日本では11月22日リリースとなるようだ。

本作は、ゲームセンターによくあるクレーンゲームの要素を、バトルおよびデッキ構築に取り入れた作品だ。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『ダンジョンクロウラー』では、複数の階層で構成されたダンジョンを進み、バトルなどのイベントをこなす。そしてボスを倒して、次のフロアへと向かうという流れ。主人公はウサギのキャラクターで、「ウサギの足は幸運を運んでくる」という言い伝えを信じる邪悪なダンジョンロードにギャンブルで大負けし、左手を失ってしまった。その左手を取り返すことが目標だ。

バトルはターン制で進行し、プレイヤーのアクションは背景に配置されたクレーンゲームのプレイ結果によって決定する。クレーンゲームには、敵を攻撃する剣や、アーマーを追加する盾、体力を回復する薬などのアイテムが景品のように入っており、アームを下ろし獲得できたアイテムの効果が発動する仕組みだ。1ターンにつき2回プレイできる。

クレーンゲームの挙動には物理演算が導入され、アイテムの形状や大きさはさまざま。また、筐体内が水で満たされるなど、特殊なシチュエーションもある。敵の特徴などにあわせて効果的なアイテムを獲得したいところだが、必ずしも狙ったとおりのアイテムを掴めるとは限らない。ダクトまで運ぶ間にこぼしてしまうこともあれば、思わぬ大漁になることもあるだろう。


本作のデッキ構築要素は、このクレーンゲームの景品として入れるアイテムとなる。バトルに勝利すると、ランダムに3つ提示された中から新たなアイテムを入手可能。また、ダンジョン内のショップで購入したり、手持ちのアイテムをアップグレードしたりすることもできる。アイテムには、単純に攻撃や防御をするもの以外にも、バフ・デバフ効果を付加するなど多種多様な効果のものが存在。シナジーを発揮する組み合わせもある。

またバトル報酬などでは、主人公の各種基本ステータスを強化したり、ゲームプレイを変化させたりできる、お守りアイテムを獲得できることも。これはクレーンゲームには使用せず、アビリティとして常に効果が発揮される。

このほか、プレイ中に特定の条件を達成することで、追加のプレイヤーキャラクターがアンロック。キャラクターごとに異なる初期デッキが設定されているほか、たとえばクレーンゲームのアームが磁石になり金属製のアイテムを吸着できたり、一緒に戦ってくれるペットを伴っていたり、あるいは防御不可だが敵にダメージを与えると回復したりなど、それぞれ特殊な能力をもっている。プレイにおいては、そうした能力も考慮してデッキを構築することが求められそうだ。


Steamでの早期アクセス配信開始時点では、35種類のアイテムと25種類のアビリティ、5種類以上のプレイヤーキャラクターが収録予定。正式リリースまでは少なくとも1年はかかる見込みで、その間に新たなアイテムやアビリティ、敵キャラクターなどのコンテンツが追加されていく計画となっている。おそらく、モバイル版向けにも同様のアップデートが提供されていくものと思われる。

『ダンジョンクロウラー』は、PC(Steam)向けに11月22日に早期アクセス配信予定。iOS/Android版は11月21日配信となるようだ。iOS版では予約受付が開始されており、価格は700円(税込)とされている。また、Steamでは体験版が配信中である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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