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パールインブルー』は、ネットマーブルが手がける美少女系RPGだ。対応プラットフォームはiOS/Android。基本プレイ無料で2027年に配信予定。7月20日に発表された本作は、「月刊ラブコメ」をコンセプトに制作されており、毎月新たなヒロインとの出会いや物語が展開される。まるでラブコメアニメの主人公になったかのように、個性豊かな美少女キャラクターたちと恋愛や交流を楽しむことができる作品となっている。

本作では、誰もが生まれながらに持っている欲望が具現化した力「真珠(パール)」が存在し、それを操る者たちは「騎士」と呼ばれ、アイドルやインフルエンサーも兼業する大人気スターとなっている。プレイヤーは、まだ自身の「真珠」を開花させられない「殻っぽ」の少女たちをマネージャーとして導きながら、ともに成長をしていくことになる。

このたび弊誌は、本作を試遊プレイする機会に恵まれた。本稿では、懸命に戦いながら成長をしていく美少女たちを、“後方彼氏面”のような面持ちで見守った筆者の視点からお伝えしていきたい。なお本稿における本作の説明はそれぞれ試遊版における仕様となるため留意してほしい。


花開く少女たちの「パールライト」

本作の舞台は、世界最大の騎士都市「剣安島」。「騎士」という職業を中心に発展した、巨大騎士エンターテイメント都市である。海に囲まれた自然豊かな港町が映し出される中で、一人森の奥で大剣を鍛錬しているのがプレイヤーである主人公だ。彼もまた、「真珠」を開花させられていない「殻っぽ」であり、自身の存在理由に思い悩んでいた。

そんな中、突如現れた怪物「バロック」に主人公は襲われてしまう。このままではなんと食べられてしまうらしい。どう考えても敵わないであろう体躯の敵にあわやここまでか、と思ったところ、背後からさっそうと登場したのが青い髪をした少女「ニカ」だ。クリアな3Dグラフィックで滑らかに動く美少女の心強さに心の中で歓声を上げていると、「ニカ」はその華奢な腕で大剣を手に取り、敵と激しい戦いを繰り広げていく。

この華麗なムービーシーンでは、プレイヤーもQTEで参戦する。「ニカ」の攻撃に合わせて、テンポよく画面をタップしていくのだ。このQTEの判定はゆるめで、戦いのスピード感を保ちつつ、ニカをアシストする感覚で楽しむことができる。そうして敵の隙をつき、二人は逃走。ここで視点が三人称に切り替わり、美しい滝や木々が描かれた山道をスワイプ移動で進んでいく。美しいアニメーションの中を歩き回れるような形だ。オブジェクトやNPCを見つけることで、探索や会話をすることも可能である。

逃走に成功した後は、二人の会話劇がコミカルなイラストで展開される。どうやら「ニカ」もまた「殻っぽ」であり、大剣で戦いはするものの、まだ自身の「真珠」を開花させられていないとのこと。「騎士」の頂点である「トップソード」を目指す彼女にとって「殻っぽ」であることは何よりも耐えがたいことのようだ。同じ「殻っぽ」であることに共感する主人公であったが、その背後に敵が迫ってくる。

再びムービーシーンとQTEが始まるが、こちらも没入感はそのままに進行することが可能。一方で、一瞬の隙をつかれた「ニカ」は崖の方へ吹き飛ばされてしまう。タッチの差で崖から落ちそうになる「ニカ」と立ち位置を交代できた主人公は、「ニカ」に手をつかまれながらも、そのまま崖下へ落下。主人公を助けられない自身の弱さと、強くなりたいという思いに大きく触発された「ニカ」はついに自身の「真珠」を開花させる。右手から湧き上がるエネルギーとともに「真珠」を武器に変化させた究極の物質「パールライト」を発現する。

「パールライト」を手にした「ニカ」は、今までと比べ物にならない力で敵を圧倒し、崖から落下した主人公を助けに行くのだった。このパールライトでの戦闘シーンは、戦闘エフェクトがとにかく鮮烈で迫力があった。また声優さんの迫真の演技によって、「ニカ」の叫びや心情がダイレクトに伝わり、臨場感に溢れていた。落下していく主人公の代わりに画面越しから見守っていた筆者としても、彼女の「騎士」としての成長が頼もしいシーンであった。


ストーリーや交流重視でも楽しめる、爽快なタップアクション

こうして、無事に崖下から主人公とともに生還した「ニカ」は、病室のベットで眠る主人公のそばで目覚めを待っていた。この時のスチルの細やかさと美しさは一際である。おそらくとても心配してそばにいたであろう「ニカ」は、戦闘時の勇ましさとは打って変わって健気で可愛らしい仕草を見せてくれる。主人公が自身のことを好きなのではないかと勘違いする姿は、往年のラブコメ展開でありながら、最新の美麗スチルで描かれる表情も手伝って、新しい体験として筆者に届いてくる。先ほどまで守られる立場であった筆者が、守ってあげなきゃという使命感にかられるような、等身大の少女らしさであった。

「ニカ」とともに主人公を看病していた包容力のあるお姉さん「ルミコ」団長が登場すると、「ニカ」が主人公を救出した時のバトルが回想される。ここでようやく本作の戦闘システムに迫ることができた。本作の戦闘は2D横視点でおこなわれる。右サイドから敵が現れるので、画面はスクロールせず、一画面で収まるバトルスタイルとなっている。一般的な格闘ゲームの画面がイメージとして近いだろう。

通常攻撃は自動で展開され、プレイヤーは必殺技ボタンとガードボタンの二つをタップして操作する。必殺技はゲージが溜まるといつでも発動でき、タップ一つで簡単に迫力のある強力な攻撃を繰り出せる。また、タイミングよく敵の攻撃をガードすることでパリィが発生し、カウンター攻撃をお見舞いすることも可能。本作のパリィは判定も甘めで、敵の連続攻撃をすべて受け止められる。敵の致命的な連続攻撃にも起死回生の一撃を放つことができるのだ。

ここで体験できたバトルはチュートリアルでもあるため一概には言えないが、プレイヤーの操作は簡単なタップアクションのみであり、パリィもストレスなく発動できることもあって、気軽にプレイできる難易度になっていると感じた。あくまで主役は美少女であり、プレイヤーは頑張る彼女たちを応援する。操作に気を取られすぎず、キャラクターの戦いぶりをじっくりと眺められるできるゲームプレイだ。

そして必殺技の「欲望開花」では、体内から武器となる「パールライト」を取り出す様子を、3Dアニメーションで見ることができる。今回試遊できた「ニカ」は右手の手のひらから、またキャラクターによっては太ももや頭頂部、さらには足の裏からパールライトを発現させるとのこと。どういう仕組みだ。ちょっと困惑してしまうが、見方によっては推しの見せ場で、フェティシズムもくすぐられる一石二鳥なシーンにもなっている。そして毎月新ヒロインが登場するということは、毎月別の部位から「パールライト」が出てくるヒロインが参戦するわけだ。ちょっとワクワクしてこないだろうか。

その後、「ニカ」が所属する「アクア騎士団ダークナイト」の宿舎に招かれた主人公は、まさにラブコメアニメのようなハプニングに巻き込まれていく。ここから美少女たちとの心躍る新生活が始まるかと思いきや、翌朝告げられたのは「恋愛禁止」のルール。なぜだ。これは恋愛ゲームではなかったのかと思い返す筆者。

しかし流れるように話は進み、主人公は「ダークナイト」のメンバーである「イチハ」、「ニカ」、「ミホ」、「ヨツバ」のマネージャーに任命されることになる。「騎士」として開花していく美少女たちをそばで支えながら、ともにマネージャーとして成長していく展開となるようだ。「ニカ」からも鍛冶屋としてその腕を認められた主人公にとって、彼女たちをマネージャーとして後方支援することは天職と言えるかもしれない。最後にTVアニメ風のOPムービーが流れ、今回の試遊は終了となった。


令和のラブコメ主人公はクールな後方彼氏面

今回の試遊では、『パールインブルー』の冒頭にあたるほんの一部を体験できたのみである。ただ、透明感のあるグラフィックや力の入ったバトルシーン、軽快な手触りの戦闘システムからは、モバイル向けの作品として非常に親しみやすく、手軽に見せ場を堪能できるRPGという印象を受けた。QTEも試遊した範囲では失敗してもゲームオーバーにならず、ストレスフリーで楽しむことができた。

ラブコメの展開にはどこか懐かしさを感じながらも、昨今の戦う美少女たちにおける、芯の強さやたくましさをもった本作のキャラクターたちは見ていてとても清々しい。今後どのように美少女たちをマネジメントしていくのか、恋愛禁止の上でどのように交流を深めていくことになるのか、非常に気になるところである。

すでに個々の魅力が光る「ダークナイト」の4人に加えて、新たなヒロインとの出会いも待っている本作において、推しを一人に絞るのはなかなか難しそうだ。ましてや、「パールライト」が出てくる場所も含めれば、フェチも含めて推せる可能性は無限大。筆者としては、彼女たちの葛藤や欲望に寄り添いながらも、主にマネージャーとして後方から援護をしていくといった、箱推しの「後方彼氏」として見守っていきたいと感じた作品であった。毎月どんなラブコメが追加されていくのか。少し気が早いが、リリースされた後の展開にも注目していきたい。

パールインブルー』は、iOS/Androidで基本プレイ無料作品として2027年にリリース予定だ。

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