Steamの新たな中毒系ダイスローグライク『ダイス・タバーン:運命の一投』、「好評率93%」の好調な滑り出し。出目をいじって確率操作、“魔改造サイコロ”で運命をねじ曲げる 

HARRISONWORLDは9月8日、Cavi Studioが手がける『ダイス・タバーン:運命の一投』を配信した。本作はダイスゲーム「ファークル」をベースとしたローグライクダイスゲームとして、さっそく人気を博している。

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パブリッシャーのHARRISONWORLDは9月8日、Cavi Studioが手がける『ダイス・タバーン:運命の一投』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はSteamユーザーレビュー「非常に好評」ステータスを獲得するなど、注目を集めている。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『ダイス・タバーン:運命の一投』は、クラシックなダイスゲーム「Farkle(ファークル)」をベースにしたローグライク・ダイスゲームだ。プレイヤーは6個のダイスを振り、1や5、同じ数字の複数揃いなどで得点を獲得。得点になるダイスを残したうえで、その時点のスコアを確定する「バンク」か、残ったダイスを振り直してさらなる得点を狙うかを選択する。

ただし、振り直した結果、ひとつも役が成立しなければ「ファークル」となり、そのターンで積み上げた未確定スコアはすべて失われる。確実に得点を持ち帰るか、それともさらに振って高得点を狙うか。そうしたファークルならではの駆け引きを繰り返しながら、各酒場で待ち受ける対戦相手の目標スコア突破を目指すのだ。

本作では、使用するダイスそのものを組み替えながらビルドを構築できる。ダイスは全35種類存在し、それぞれ出目の確率が異なる。1や5が出やすいものや、特定の数字に偏ったものなど、性質はさまざまだ。さらに、「改造パーツ」で出目の確率を変えたり、各面へ「コーティング」を施したりすることも可能。特定のダイスを揃えることで発動する「シナジー」や、得点方法に影響する「バッジ」などもあり、ダイスを集めるだけでなく、出目や得点ルールそのものへ手を加えていく。

プレイヤーは6つの酒場を巡り、計30人の対戦相手に挑んでいく。それぞれには特殊なルールが設定されており、特定の出目を封じたり、得点方法へ制限を加えたりと、組み上げたビルドによっては相性の悪い相手も登場する。また、プレイアブルキャラクターは「農夫」や「ジョーカー」など計11人用意され、それぞれ異なる能力をもつ。

6つの酒場を制覇すると、全15段階の高難度要素「勅令」が解放される。勅令を進めるほど新たな制限が追加され、それまでの制限も累積。ショップ価格の上昇やバッジスロットの減少、一部ダイスの販売停止といった条件が追加される。また、決められたダイスやリソースを使い、用意された局面の攻略を目指す「終盤チャレンジ」も収録。通常の攻略を終えたあとにも、異なる制約のなかでビルドを練り直す遊びが待っているのだ。

本作は配信後すぐさま注目を集め、本稿執筆時点でSteamユーザーレビュー93件中93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作は、ファークルの「ここで得点を確定するか、さらに振るか」というシンプルな駆け引きに、確率そのものを組み替えるビルド構築を加えたゲーム性が持ち味だ。安全にバンクすれば得点は守れるが、目標スコアが高くなるほど大胆なリロールも必要になる。

ただし、ダイスの出目を偏らせたり、特定の役やリロールを強化したりすることで、本来は運の比重が大きい勝負を、少しずつ自分に有利な形へと作り替えられる。上手く構築が噛み合えば、リロールや得点倍率を重ねて、一度に大量のスコアを獲得することも可能。逆に、欲張ってもう一度振った結果ファークルとなり、それまで積み上げた得点を一瞬で失うこともある。そうした「もう一回」に手を伸ばしたくなる駆け引きが、本作の特徴となっている(先行プレイ記事)。

一方で、現時点ではビルドのバランスやコンテンツ量について課題を挙げる声も寄せられている。特定のリロール系ビルドが強力で、攻略方法が固まると、ほかの構築を選ぶ必要性が薄くなるとの指摘があるほか、ダイスやバッジなどの種類をさらに増やしてほしいとの意見も見られる。また、得点が膨らんだ際の演出に時間がかかることや、リロールを何度も重ねた際の処理負荷を挙げるユーザーもいる。

そうしたなか、本作の開発を手がけるCavi Studioはさっそくバランス調整を進めている。9月11日のアップデートでは、実際のプレイデータとユーザーから寄せられた意見をもとに、一部キャラクターやダイス、シナジーなどを調整。「農夫」の初期ゴールドが200から300へ増加したほか、「ローンダイス」の「孤王」シナジーも強化された。一方、汎用性に対して価格が安かったという「廃品回収屋」は220から280へ値上げされている。

また、「煮込み」を利用してコストなしで「ホットダイス」を発動できていた挙動については、本来の設計意図に沿わないとして仕様を変更。「煮込み」と「引き上げ」は1回のダイスロールにつき1回のみ発動可能となり、同じターン中に両方を使うこともできなくなった。

ランキングにも新たな機能が追加されている。スコアをランキングへ登録するかどうかをプレイヤー自身で選択できるようになったほか、クリアタイム部門にはキャラクター別ランキングを追加。不正行為やセーブ&ロードを検知した場合、そのプレイのスコアをランキングへ登録しない仕組みも導入された。そのほか、ダイスがほかのダイスへめり込む表示不具合や、一部実績を解除できない問題なども修正されている。バランス調整以外にも、さっそく不具合の調整/改善も図られているかたちで、さらなる盛り上がりを見せそうだ。

『ダイス・タバーン:運命の一投』はPC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールとして、9月22日までは定価から20%オフとなる税込1200円で購入できる。現在はデモ版も配信中だ。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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