「メロスが“車”で走る」ドライブゲーム『車で走れメロス』無料公開。友のためにアクセルべた踏み、フィロストラトスも車で来る

トモぞヴP氏は9月10日、ブラウザゲーム『車で走れメロス』を公開した。ブラウザでプレイ可能となっている。

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個人ゲーム開発者のトモぞヴP氏は9月10日、ブラウザゲーム『車で走れメロス』を公開した。ゾウノアシゲームズの公式サイトからブラウザ上でプレイできる。

『車で走れメロス』は、太宰治の短編小説「走れメロス」を題材としたドライブゲームだ。メロスは激怒し、かの邪智暴虐の王を除くことを決意する。ただし本作では、自らの足ではなく“愛車のエンジン”に火を灯すことになる。プレイヤーは赤い車を走らせ、友セリヌンティウスとの約束を果たすべく、日没までに刑場へたどり着くことを目指す。

道中にはさまざまな障害が待ち受ける。道路を塞ぐ倒木を突破し、こん棒を持った山賊たちの脇を駆け抜け、濁流を飛び越えながら先へ進んでいく。また、道路上には金色の輪なども出現。終盤にはフィロストラトスが青い車で現れ、メロスと並走しながら「もう、むだでございます」と呼びかけてくる。

本作では、こうした道中での出来事が画面上部の文章へ次々と書き加えられていく。普通に走っているあいだは「車輪は回った。道は続いた。」などの文章が続く一方、ジャンプすれば「メロスは、飛んだ。」、金色の輪をくぐればその出来事を描く一節が追加される。プレイヤーがどのように刑場を目指したかによって、物語そのものが組み上がっていく仕組みだ。

無事に刑場へ到着すると、道中で生成された文章が一本につながり、自分のプレイによって完成した「車で走れメロス」を読める。今回筆者がプレイしたところでは、日没まで14.9秒を残して到着。「王の紫の衣が、ふわりと宙へ舞った」という一文とともに車が刑場へ飛び込み、セリヌンティウスとの約束を果たした。完成した文章はXでシェアすることも可能だ。

本作の開発を手がけるトモぞヴP氏は、「面白法人カヤック」の技術部に所属するUnityエンジニアで、個人ではゾウノアシゲームズ名義で活動するゲーム開発者だ。過去には『スゴイツヨイトウフ』『BIOTONE.』『ケツバトラー』などを開発。なかでも『ケツバトラー』は、「コロコロコミック」での漫画連載や公式大会へと発展している。

今回の『車で走れメロス』も公開直後から注目を集めており、告知投稿は本稿執筆時点で約7000件のいいねを獲得。Xでは、メロスが車で疾走する内容そのものに加え、フィロストラトスまで車で登場する演出や、プレイによって出来上がる文章を面白がる反応が寄せられている。本作が気になる方は、友の待つ刑場を車で目指してみてはいかがだろうか。

車で走れメロス』は、ゾウノアシゲームズ公式サイトにて公開中。ブラウザ上からプレイ可能だ。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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