『ウィザードリィ』風ローグライトRPG『Wizlite: Everybody loved RPGs』発表。1周15分でサクサク楽しめるダンジョンRPG、『ウィザードリィ』ライセンスを取得して開発中

5次元は5月31日、『Wizlite: Everybody loved RPGs』を発表した。名作RPG『Wizardry(ウィザードリィ)』をベースにローグライト要素を導入した作品だ。

株式会社5次元は5月31日、ローグライトRPG『Wizlite: Everybody loved RPGs』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信日は未定。早期アクセス配信を通じて開発される模様である。

本作は、名作RPG『Wizardry(ウィザードリィ)』をベースにローグライト要素を導入した作品だ。正式に『Wizardry』のライセンスを取得し、5次元とサイバーズ株式会社が共同開発中。

『Wizlite: Everybody loved RPGs』は、昔ながらのコマンドバトルの戦闘とローグライトシステムを組み合わせた、懐かしくも新しいRPGだという。『Wizardry(ウィザードリィ)』ライクな緊張感がありつつも、ローグライトならではのサクサク感のあるゲームプレイが特徴で、1周15分で楽しめるとのこと。

本作にてプレイヤーは、まず人間やエルフ、ドワーフなどの種族を選択し、パラメータにボーナスを割り振って、クラス(職業)と性格、そして名前を決めてキャラクターを作成。そして最大6人でパーティを組んで冒険に出る。なお、最初はパーティの編成可能人数に制限があるとのこと。本作では、プレイを繰り返しさまざまなレリックを開放することで、徐々にできることが増えていくそうで、そのなかで編成可能人数も拡張されていくのだろう。

 


冒険の舞台となるダンジョンは複数のフロアで構成されており、プレイヤーはパーティを率い、最下層に棲むというラスボスの撃破を目指して進んでいく。各フロアでの次の行動は3枚のカードから選択しておこなうが、必ずしも欲しいカードが提示されるとは限らない。ダンジョンでは、バトルに挑んだり宝箱を解錠したりするなかで、残りの体力や呪文数を確認しつつ、先に進むかいったん休むかといった選択が求められるとのこと。

もしパーティメンバー全員が行動不能になったらゲームオーバーだ。本作はローグライトゲームということもあり、ゲームオーバーになると全キャラのレベルが1に戻り、また道中で手に入れた装備品も失われる。ただし、一部のレリックや特殊なイベントの使用といった引き継ぎ可能な要素も存在するようだ。


早期アクセス配信開始時点では、ダンジョンのフロア1〜5が実装予定。その後さらに開発が進められ、フロア6〜10といったより深い階層が実装されていくなかで、モンスターやイベント、アイテムなどのコンテンツも拡充されていくとのこと。また、難度を上げて2周目以降を遊ぶための機能や、アイテム・モンスター図鑑、アチーブメント機能といった要素も、リリース後に追加されていく計画となっている。

本作について開発元は、ゲームバランスが非常に重要なゲームであるとし、多くのプレイヤーからフィードバックを得ながら開発を進めていきたいとの考えを示している。早期アクセス配信は1年以上続けられる見込みで、その間に複数の大規模アップデートを配信して完成度を上げていくとのことだ。

『Wizlite: Everybody loved RPGs』は、PC(Steam)向けに開発中。早期アクセス配信開始日は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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