『ドラゴンズドグマ2』、グリフィンが“乗り物デストロイヤー”として恐れられる。バリスタで対抗してもやっぱり壊される

 

ドラゴンズドグマ 2』における魔物「グリフィン」の厄介さが多くのユーザーの話題にのぼっている。中でもなけなしの移動手段である牛車を執拗に壊してくる点には悲鳴が続出しており、対抗手段も見出されているようだ。


『ドラゴンズドグマ 2』は、オープンワールドアクションゲーム『ドラゴンズドグマ』シリーズの新作だ。舞台となるのは人の王国ヴェルムントと獣人の国バタルが存在するファンタジー世界。プレイヤーは竜に心臓を奪われた覚者として、世界を冒険。竜を討ち、玉座へと昇る者の物語が描かれる。ゲームプレイにおいては味方NPC「ポーン」を連れ歩くシステムや、ジョブによって変化する多彩なアクションなどが特徴だ。

本作のフィールド上にはさまざまな魔物が生息しており、覚者やNPCたちを襲う脅威となっている。中でも特に注目を集めているのがグリフィンだ。大鷲のような羽根と獅子のごとき足をもつ幻獣とされ、ヴェルムントとバタルの両地域に出没。上空から急降下して覚者たちを襲撃してくる強敵となっている。

グリフィンについて、本作発売当初から国内外のプレイヤーから悲鳴が続出している(PC Gamer)。戦闘上の強さとは違った部分で存在感を放っているようで、特に多くのプレイヤーが挙げているのは「やたらと牛車を襲撃してくる」点だ。SNS上では、のんびり乗っていた牛車が突如飛来したグリフィンによって木っ端微塵に粉砕される、悲壮極まりないシーンを共有するユーザーが散見される。


本作では特定の拠点間を牛車で移動可能であり「目を閉じる」ことでスキップも可能。一方途中で牛車が破壊されると、そこからは自力での移動が必要となる。便利な牛車を問答無用で壊してくることもあり、グリフィンはプレイヤーたちを震え上がらせている様子だ。中には、御者との会話の最中に牛車が粉砕されたといった報告も存在。グリフィンの度を越した“牛車嫌い”ぶりがうかがえる。

さらに牛車だけでなく、バタルにおける「ゴンドラ」もグリフィンの目の敵にされているようだ。バタルでは要所を繋ぐ移動手段としてゴンドラが用意されている。険しく危険な峡谷の広がるバタルを通り抜けるのに有効な移動手段であるゴンドラ。しかしグリフィンは、覚者がゴンドラ搭乗中であろうが、牛車同様容赦なくいきなり破壊してくるのだ。ゴンドラが高所に差し掛かっていれば、当然乗っていた覚者たちは落下する。落下時のダメージで死に至る場合もあり、牛車以上に甚大な被害を受けかねない。


本作では牛車やゴンドラ、「刹那の飛石」によるワープを除けば基本的に移動手段は己の足のみ。覚者のなけなしの乗り物をしきりに壊してくるグリフィンは厄介がられている様子だ。一方でグリフィンは倒そうにも、体力が低下すると飛び去って逃走を始める。とどめを刺すのが難しいだけでなく、よじ登り攻撃をしていた場合には逃走時に知らない場所まで連れ去られるといった“遭難被害”も報告されている。戦闘面でも難敵ぶりを発揮しているといえるだろう。

そんな“乗り物デストロイヤー”たるグリフィンに一矢報いる手段も考案されている。中でもマップ上に設置された「バリスタ」は冒頭のカットシーンよろしく、周辺に出没するグリフィンを倒す際に一役買っているようだ。飛行中のグリフィンをバリスタで狙うのは難しいものの、グリフィンが着陸しやすい場所に設置されたバリスタもあるようだ。そうしたバリスタを使って、厄介なグリフィンを逆に経験値稼ぎに利用する方法も編み出されている。ただしバリスタが壊される場合もあるため油断ならないようだ。


このほかグリフィンは各地に巣をもっている。巣で戦闘すれば、グリフィンにとどめを刺しやすいほか、巣では貴重なアイテムも入手可能だ。腕に覚えがある場合は逃げ去るグリフィンによじ登って巣まで付いていったり、巣を特定してから寝込みを襲ったりして、日ごろの恨みを晴らしてやるのもいいかもしれない。

第1作『ドラゴンズドグマ』に引き続き登場するグリフィン。同作ではメインクエスト以外では牛を襲う程度の悪行しかせず無害だったところから一転して、新作のグリフィンは凶悪な存在に変貌を遂げたようだ。とはいえユーザー反応は悲鳴ばかりではなく、グリフィンによじ登って世界をシームレスに飛行できることに嬉しい驚きを示すユーザーも見られる。新作では良くも悪くも存在感を放っており、旅にハプニングをもたらす役割を担っているかたちだ。

ドラゴンズドグマ 2』はPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに発売中。