国内のデベロッパーであるChilla’s Art(チラズアート)は3月20日、『新幹線 0号(Shinkansen 0)』を3月23日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。X(旧Twitter)上の告知動画によると、日本時間で3月23日の発売となるようだ。
『新幹線 0号』は、新幹線の車内で異常を探しながら進んでいく、チラズアートによる「8番ライク」なホラーゲームだ。チラズアートは本作については、『8番出口』『I’m on Observation Duty』ライクなゲームだと説明している。『8番出口』は、コタケノトケケ氏の手がけた、短編ウォーキングシミュレーター。無限に続く地下通路にて、異常を探すことで脱出を目指すゲームだ。また『I’m on Observation Duty』は、Notoviaによる間違い探しホラーゲームである。
本作について、ストアページでは日本の新幹線を舞台とした和風ホラーゲームとされている。本作ではゲームを進めるために、異常を見つける必要があるという。ジャンルや舞台も考慮すると、本作では新幹線の車内に異常が発生。プレイヤーは車内に異常がないかを確認しながら、進んでいくのだろう。チラズアートによる「8番ライク」が繰り広げられるわけだ。
スクリーンショットでは、座席の並んだ様子やトイレなど、リアルな新幹線の車内が映されている。乗客の姿も確認できるが、本作ではNPCがプレイヤーをグッドエンドやバッドエンドへ導くとのこと。プレイヤーの行動によって、複数のエンディングが待ち受けているわけだ。また本作のジャンルは、サイコロジカルホラーゲームとも表現されている。雰囲気のあるグラフィックなどによって、プレイヤーに狂気を感じさせるような恐怖体験が待ち受けているようだ。
本作を手がけているチラズアートは、兄弟でホラーゲームを開発しているというデベロッパーだ。過去作としては『赤マント』や『夜勤事件』、『閉店事件』など精力的に短編ホラーゲームをリリース。ゲーム実況なども含めて、注目を集めてきた。なお2023年12月にリリースされた『自撮』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー356件中59%の好評を得てステータス「賛否両論」となっている。
本作『新幹線 0号』は、2024年1月に発表。Patreonでの支援者向けベータ版の配信などを経て開発が進められてきた。そうした中、今回配信日が決定したようだ。
『新幹線 0号』は、PC(Steam)向けに3月23日配信予定だ。