マルチ対応ローグライト憑依探索アクション『Never Grave: The Witch and The Curse』Steam体験版配信開始。ポケットペアが手がける「帽子が本体」なメトロイドヴァニア

 

国内のゲーム開発会社ポケットペアは1月25日、『Never Grave: The Witch and The Curse』の体験版をSteamにて公開した。同作はPC(Steam)およびコンソール向けにリリース予定。今回の体験版では、1人プレイでゲームシステムなどが確認できるようだ。

『Never Grave: The Witch and The Curse』は、呪われた帽子が憑依能力を使ってダンジョンを攻略する、マルチプレイ対応の探索型ローグライト2Dアクションゲームである。本作でプレイヤーは、基本的には三角帽子を被った魔女を操作して、ステージを進んでいく。魔女のアクションとしては、剣や魔法による攻撃、ジャンプや回避などが可能となっている。ダンジョン内では魔法が取得できるほか、魔導書/祝福などによるキャラクター性能の強化も可能。探索によって性能を強化しつつ、敵やボスと対峙していくのだ。

ただし本作では、操作キャラクターは魔女ではなく、憑依能力をもつ呪われた帽子である。帽子自体に戦闘能力はないものの、単体の状態でも移動やジャンプが可能。ジャンプ中に魔女から離脱してさらに跳んだり、狭い通路を進んだりすることもできる。また帽子は魔女の肉体以外に、一部魔物にも憑依可能。魔物への憑依中は、魔女への憑依時とは違った敵専用アクションが使用できる。本作では魔女を基本に、憑依した肉体ごとのアクションを駆使して、ダンジョンを攻略するのだろう。なお、帽子単体時には魔女の召喚が可能であり、ほかの肉体とは異なる扱いになっているようだ。


システム面では、本作はオンラインマルチプレイに対応。最大4人で協力して、ダンジョンを攻略できる。またステージの構造は挑戦する度に変化。ダンジョン内で入手したリソースを利用する、魔女の強化や魔法のアンロック機能なども用意されている。何度もダンジョンへ挑む中、徐々に魔女の性能が強化されていくわけだ。またアーティファクトによって2段ジャンプなどのアクションを習得すると、探索できるエリアが広がると謳われている。そのほか、本作では敵の攻撃力が高めに設定されており、回復手段も限られているなど、緊張感のある探索や戦闘も特徴だろう。


今回公開された体験版では、ソロプレイで本作のアクションや憑依システムなどが確認できる。ランダム生成されるダンジョン様子や、村での建築による強化要素、ボス戦などがプレイ可能。デフォルメされた魔女や敵の動きも含めて、ゲームの序盤1時間程度が確認できる内容となっているようだ。なお本体験版は、シングルプレイ限定となっている。セーブデータの製品版への引き継ぎも不可能。オプションも一部使用不可能な状態となっているそうだ。


本作を手がけているのは、ポケットペアの社内スタジオFrontside 180だ。ポケットペアは、『クラフトピア』『パルワールド』を開発している国内のゲーム開発会社である。本作は、そんな同社の社内スタジオであるFrontside 180の作品として2023年5月に発表。発表時点では2023年冬にリリース予定とされていたが、より高品質で満足度の高いゲームを提供するため、2024年第1四半期リリースへ延期となっていた。またSteamのストアページによると、本作には早期アクセス配信開始時点で20以上のスキルやアイテム、15以上の祝福、村での建築要素、アーティファクトによる永続的な特殊アクション取得などが予定されているそうだ。


『Never Grave: The Witch and The Curse』体験版は、PC(Steam)にて配信中だ。また本作は2024年第1四半期に早期アクセス配信開始予定。コンソール版についてもリリース予定であるそうだ。