『モンスタークリエイト』の開発者、クラウドファンディングで支援が集まり喜ぶ。「1円もこないと思っていた」「『クリエイトーイ』ファンの応援が熱い」


『モンスタークリエイト』の開発者である、PICTOY代表取締役の森山尋氏が、同作のクラウドファンディングに出資がきたことを喜んでいるようだ。1円も出資がこないのではないかと考えていたそうで、安堵しているそうだ。


『モンスタークリエイト』は、モンスター創造ゲームだ。基本プレイ無料タイトルになるという。コンセプトとしては、ニンテンドー3DSゲーム『いきものづくり クリエイトーイ』のような「想像と創造」、『城とドラゴン』のような「協力や対戦」をかけあわせたゲームだという。自分だけのモンスターを直感的な操作で生み出すことができるそうだ。モンスターを生み出し、他プレイヤーが生み出したモンスターを敵として戦っていく。生み出しと戦いのモンスターゲームになるようだ。

本作の制作を指揮する森山尋氏は、かつてゲーム会社skipやアソビズムに所属し、さまざまなゲームを生み出してきた。『咲かせて!ちびロボ!』や『おかえり!ちびロボ!』、『いきものづくり クリエイトーイ』、『ドラゴンポーカー』や『城とドラゴン』など、ユニークなゲームを生み出してきた。

『モンスタークリエイト』開発にあたっては、同氏およびPICTOYには、ほかの会社からの支援オファーなどもあったそうだ。しかし創造性を優先したいという想いや、ユーザーと近い距離をとりたいという狙いもあり、独立会社として『モンスタークリエイト』の開発が進められているという。


そうした経緯を経て、PICTOYは1月17日にクラウドファンディングキャンペーンをCAMPFIREにて開始した。300万円を目標としたキャンペーンとなっており、すでに167万円に到達している。この滑り出しに森山氏はほっとしているようである。

というのも、森山氏は同キャンペーンには「1円も入らないかもしれない」と恐れていたそうだ。開始前に想像としていた状況と異なっており、喜んでいるとのこと。特に印象的なのは、同氏がかつて携わったゲーム『いきものづくり クリエイトーイ』のファンが思ったより多く、そこも嬉しい驚きだったとのこと。なおファンディングについては、(たとえ支援がくるとしても)3000円コースが多いと予想していたが、実際は数万円のコースが多いらしく、その点もありがたく思っているようだ。


こうした支援について心強く思う一方で期待の大きさに身が引き締まるとコメント。『モンスタークリエイト』は本当に面白いゲームすべく頑張るので、引き続き応援してもらえれば嬉しいと締めた。なお、今回のCAMPFIREのクラウドファンディングキャンペーンは、All or Nothing(目標額に達成しなければ失敗)形式ではなくAll-In(集まった分が資金になる)形式となる。そのためこのまま167万円で着地しても、『モンスタークリエイト』の開発資金として活用されることだろう。

なお森山氏は本作の課金形態について「100円ガチャ」を導入予定であることを明かしている。親子や友だちと一緒に安心して遊んでもらえることや、ユーザーに負担をかけないことなどを掲げて、同システムを導入するようだ。詳細については、同氏のnote記事を参考にしてほしい。