Key、短編ノベル『プリマドール 無名典礼』を2024年発売へ。人形少女と地獄から逃れようとする、TVアニメ「プリマドール」のノベルゲーム作品第2弾

Keyは12月13日、『プリマドール 無名典礼』を2024年に発売すると発表した。あわせてティザーサイトが公開されている。Keyは12月12日に、新作キネティックノベル3作を連続発表すると告知。本作がその発表1作目となるようだ。

国内のゲームブランドKeyは12月13日、『プリマドール 無名典礼』を2024年に発売すると発表した。あわせてティザーサイトが公開されている。Keyは12月12日に、新作キネティックノベル3作を連続発表すると告知。本作がその発表1作目となるようだ。


『プリマドール 無名典礼』は、TVアニメ「プリマドール」のキネティックノベル第2弾となる、短編ノベルゲーム作品だ。「プリマドール」は、Keyとバイブリーアニメーションスタジオによる、オリジナルTVアニメーション作品である。2022年7月より全12話が放送。喫茶・黒猫亭を舞台に、5人の人形少女たちの歌と奇跡の物語が描かれた。また2023年4月には、キネティックノベル版第1作となる『プリマドール:冬空花火/雪華文様』が発売されている。同作においては、黒猫亭が開店する少し前の灰桜のストーリーと、戦争の足音が近づいてくる中での鴉羽の物語が描かれている。

本作『プリマドール 無名典礼』では、滅びゆく戦場で紡がれる、名もなき追憶の物語がキネティックノベルとして描かれる。舞台となるのは、自律人形・桜花の暴走により、機械人形に支配された戦場だ。本作ではそんな戦場へ、名もなき皇軍の兵が侵入。彼は生者のいない市街で、奇跡的に暴走を免れていた自律人形・箒星と出会い、共に地獄から逃れようとするという。アニメ本編以前の、箒星の物語が描かれるようだ。

ティザーサイトによると、ゲームジャンルとしてはキネティックノベル。全年齢を対象に、2024年発売予定とされている。制作スタッフとしては、 丘野塔也(天雲玄樹)氏がシナリオを担当。ビジュアルアーツの代表取締役であり、「プリマドール」にて魁氏と共にシリーズ構成・脚本を担った同氏がシナリオを手がけている。またイラストは、バイブリーアニメーションスタジオおよび株式会社ジーアングルが担当している。

なお「プリマドール」のキネティックノベルとしては、2022年9月に全4作の制作が発表。第2巻である本作と第3巻『プリマドール:皇都探偵 』が2023年発売予定、第4巻『プリマドール・アンコール』が2024年発売予定とされていた。今回の発表にあわせて公式サイトが更新されており、第3巻および第4巻は発売予定へと変更されている。

プリマドール 無名典礼』は、全年齢対象で2024年に発売予定だ。またKeyは12月13日から15日までの3日間、新作キネティックノベル3作を連続発表予定。明日14日には2作目の発表が予定されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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