ゲーム業界大手Embracer Group、傘下企業を2つのグループに再編へ。『Metro』『トゥームレイダー』などを取り扱うFellowship Entertainmentの分社化方針を発表

Embracer Groupは5月20日、傘下Fellowship Entertainmentを2027年に分社化し、同グループを2つの上場企業に分割する計画を発表した。

Embracer Groupは5月20日、傘下Fellowship Entertainmentを2027年に分社化し、同グループを2つの上場企業に分割する計画を発表した。これにより同グループは2026/27会計年度第1四半期より、Fellowship EntertainmentとEmbracerの2つの事業セグメントに分けて業績発表などをおこなう見込み。

Embracer Groupは、スウェーデンに本拠を置くゲーム企業だ。Nordic Gamesを前身とし、倒産したTHQの商標を獲得しTHQ Nordicに社名を変更したのち、2019年にEmbracer Groupとなった。その後、ゲームスタジオやIPの買収を重ねて急成長したものの、近年は経営状況の悪化を受けて組織再編が進められている。

今回分社化が発表されたFellowship Entertainmentは、『Satisfactory』などで知られるCoffee Stain GroupがEmbracer Groupから独立するタイミングにあわせて設立(関連記事)。当初は、「指輪物語」を題材とする「ホビット」「ロード・オブ・ザ・リング」の商業利用権の管理を担当する会社として活動していたが、分社化後はIP主導型のエンターテインメント企業を目指すとのこと。

Fellowship Entertainmentのもとには、4A GamesやCrystal Dynamics、Eidos-Montréal、Dambuster Studiosなどのスタジオが所属。また、PLAIONを中心とした新たなパブリッシンググループを新設し、「ホビット」「ロード・オブ・ザ・リング」に加え、上述したスタジオが手がけてきた『Metro』『トゥームレイダー』『Dead Island』シリーズおよび『Darksiders』や『Kingdom Come Deliverance』『Remnant』などのIPのゲーム開発・販売・ライセンス管理をおこなうそうだ。

一方の事業セグメントとしてのEmbracerには、THQ NordicやAspyr、Tripwire、Milestone、Limited Run Gamesなどのスタジオやパブリッシャーが所属。『Biomutant』や『Destroy All Humans!』『Desperados』『Killing Floor』『Kingdom of Amalur』『Wreckfest』『REANIMAL』などのIPを取り扱い、PC/コンソール/モバイル向けゲームなどを手がけるとのこと。

今回発表した分社化についてEmbracer Groupは、同グループが保有する資産の潜在能力を最大限引き出し、企業価値の創造を加速させるための施策だとコメント。また、それぞれの組織体制とリーダーシップの強化も狙いであるとした。

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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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