「死霊のはらわた」マルチ対戦ホラー『Evil Dead: The Game』今後の開発を停止へ。5日で50万本売れたのに

 

Saber Interactiveは9月20日、非対称型対戦ホラーアクションゲーム『Evil Dead: The Game(死霊のはらわた: ザ・ゲーム)』についての今後を告知。予定されていたNintendo Switch版の発売中止と、新コンテンツ開発を停止すると発表した。

『Evil Dead: The Game』は、サム・ライミ監督のホラー映画「死霊のはらわた(The Evil Dead)」シリーズの世界観をもとにした、4対1の非対称型対戦ホラーアクションゲームだ。原作の登場人物たちがプレイアブルキャラとして登場し、ハンターやサポートなどのクラスとしてそれぞれ特徴を活かして目標達成を目指す。対するカンダリアン・デーモンは、それらのサバイバーたちを仕留めることを目指す。

本作は2022年5月にPCおよび海外PS/Xboxコンソール向けに発売。わずか5日間で売り上げ50万本を突破するなど、力強い滑り出しを見せていた(関連記事)。また評価面では、Steamユーザーレビューでは好評率70%台を獲得。レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアも70台を得るなど、対戦ホラーとして一定の評価を受けていた。そして今年6月には、H2 INTERACTIVEより国内PS4/PS5版が展開されている。


今回の発表によれば、本作の今後の展開は打ち切られるかたちとなるそうだ。発売が予定されていたNintendo Switch版については、発売中止が告知。そして本作向けの新コンテンツ開発についても、実施しない決断がなされたという。理由については明かされていない。前述の通り本作は一定の売り上げと人気を見せていたが、サポートを継続する水準には至らなかったということかもしれない。

なお、本作のサーバーについては「しばらくの間(for the foreseeable future)」は稼働予定であり、大きな問題が発生すれば対応は実施される見込みだという。発表は、本作のファンたちへの感謝の言葉で締めくくられている。