現代日本・学園SRPG『ドラマチックロード 風の発端』8月4日早期アクセス配信へ。マンモス校にて暴走族・犯罪組織と戦い治安を守る

 

国内のゲーム制作サークルであるアラスカ横断部は7月25日、『ドラマチックロード 風の発端』の早期アクセス配信を8月4日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は税込1300円。リリースからの1週間は、15%オフのセールも実施予定となっている。早期アクセス版では、全3部構成のうちの第1部がプレイできるそうだ。


『ドラマチックロード 風の発端』は、現代日本で学生たちが不良や犯罪組織などと戦う、ターン制のシミュレーションRPGである。本作の舞台は、神奈川県に生徒数8000人を誇る暁雲高校が存在する世界。同高校の二輪部では、ある事件をきっかけに部員が相次いで退部し、廃部の危機に陥っていた。

メインキャラクターの一人である梶原章太郎は、二輪部の部長を務める暁雲高校の三年生だ。梶原章太郎は、自身の責任感の強い性格もあってか、部員減少の原因が自分にあるのではないかと思い悩んでいた。そんな中で梶原章太郎は、ほかの部の友人と結束し、学園を守る自警団「叢雲同盟」を設立。治安が乱れた暁雲高校の平和を守るため、活動していく。巨大高校を舞台に、学生を中心としたキャラクターたちの治安を守る戦いが描かれるようだ。



二輪部を含めた叢雲同盟のメンバーたちは、不良や暴走族、犯罪組織といった相手と戦いを繰り広げる。本作は現代日本がベースとなっているため、剣や魔法といった要素は存在しない。代わりに、バイクに乗ったライダーや拳で戦うボクサーといったクラスのキャラクターが登場。たとえばクラス・リバティライダーの平野タケシは、高い移動力に加えてスキル再行動を持つなど、各ユニットには固有のスキルやアクションなどが用意されいるという。それぞれ個性的な現代的な手段で戦うキャラクターたちがユニットとして登場するわけだ。


システム面では、本作は混合ターン制となっており、1ターン内に敵と味方が行動順に応じて移動や攻撃をおこなっていく。ターン毎に各ユニットを操作し、敵ユニットの撃破や勝利条件の達成を目指すのだろう。特徴的な要素としては、シフトチェンジが存在。プレイヤーは1ターンに1度シフトチェンジを発動することで、味方ユニットを行動順に割り込ませて即座に行動させられるそうだ。

また強化要素としは、レベルアップ以外にリソースを使ったユニット強化も用意されている。育成ポイントを支払うと新たなアクションの習得など、各キャラクターのアクションをカスタマイズ可能。組織強化では、資金の投入によって全ユニットの回避率や守備の底上げなどができる。プレイスタイルやキャラクターに合わせて、キャラクターを成長させられるのだろう。


本作を手がけているのは、国内のゲーム制作サークル・アラスカ横断部だ。サークルの公式サイトによると、過去作としては『ドラマチックロード 二輪部の挑戦』『REVIVAL-LEGEND』をリリース。現在フリーゲームとして公開中の『ドラマチックロード 二輪部の挑戦』は、本作と共通の世界観が舞台となっていたようだ。

本作の早期アクセス配信は、全3部のうちの第1部が実装された状態で開始される。13のメインステージと5つのフリーマップ、22名のプレイアブルキャラクターが収録。キャラクターのレベル上限は20になっており、資金上限は2万となっている。また本作では、ユーザーの意見やレビューを参考にしてブラッシュアップするため、早期アクセス配信が実施されるそうだ。早期アクセス配信の期間は、6か月から12か月間ほどとなる見込み。正式リリース時には、販売価格の上昇も予定されている。


ドラマチックロード 風の発端』は、PC(Steam)向けに8月4日に早期アクセス配信開始予定だ。通常価格は税込1300円。早期アクセス配信開始からの1週間は、15%オフのセールも実施される。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。